「大暴落」の次に起きること。
米国株の大暴落の流れを受けて、
日経平均も目の覚めるような大暴落。
下落幅は一時1000円超となり、
久々にパニック的な暴落劇を演じました。
一応、昨日のブログで申し上げた水準付近で、
引けにかけてなんとか下げ止まり、
ナイトでは切り返しの動きもみせましたが、
そこからさらに悪材料に見舞われています。
大暴落は世界全体に波及しつつあり、
震源地の米国も大幅続落しており、
単なるタントラムとも思えない状況ですので、
本日の日経平均は下ブレもありそうです。
問題は「次に何が起きるか」です。
今回の大暴落の震源地は米国です。
トランプ政権による一連の積極策により、
米国経済が堅調さを維持してきたことが、
米国株を高値圏で推移させてきましたが、
今後もそうであるかについての疑問を、
市場参加者が広く疑うようであれば、
トランプ政権発足以来の「宴」は終わり、
トランプ・ラリーは巻き返しかねません。
また、暴落の直接の引き鉄となったのは、
長期金利の上昇と「貿易戦争」の悪影響ですが、
それは広範、長期、そして構造的であり、
米国以外の全市場を揺さぶるものです。
弱いセクターはいくつもありますから、
世界各地で「連鎖的、複合的な危機」となり、
混乱が長期化する恐れも否定できませんが、
米国がこれを容認、あるいは覚悟するのであれば、
非常に重大な事態に移行しかねません。
かねてからメルマガで指摘した通り、
米国は単なる「貿易戦争」から、
「次の次元」の対決へと視点を移しています。
いずれにせよ、日本への影響も甚大です。
日経平均が冴えない状況が続けば、
来年の安倍政権の運営は苦しくなり、
「逆・安倍カレンダー」が加速しかねないことは、
昨日のブログでも申し上げた通りです。
日経平均がここから切り返すかどうかは、
こうした事情にかかっていますので、
次号メルマガ(第234号:10月14日)では、
震源地であるトランプ政権の対応と、
安倍政権の株高政策の持続可能性に焦点を当て、
今後の株価シナリオを分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第233号:10月7日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す