日経平均は堅調推移。

月曜日こそ急落しましたが、18600円を割ることはなく食い止めたことで、

かえって底堅さが際立つ形で、じわりじわりと上昇基調に入りました。

前号メルマガ(第80号:11月1日発行)で詳しく背景を分析したとおり、

日、米、欧、中の「世界4極の同時緩和」という「神風」のおかげであり、

安倍政権側の「反攻」の「玉」が、「方向性として」評価されています。

このあたりの見立てについて、前号メルマガの内容は正確でした。

昨日は「郵政ご祝儀」や、トヨタ最高益という「追い風」も吹き、

おかげで日経平均は昨夜のナイトセッションで19220円超え。

EPSが変動していますので、「水準」は微妙に切り上がりそうですが、

とにもかくにも、ようやく「高い」と思える水準に到達しそうで、

ここから先であれば、「時鳥トレード」も可能になります。

もっとも、明確な「高値異常値」への飛躍を遂げるには、

今夜の米国雇用統計という「関門」があり、

さらに来週はSQという相場の攪乱要因が控えていますから、

それら、「予測不能」の要素による値動き次第というところがあります。

いずれにせよ、例年、年末にかけては上昇しやすいものですが、

10月からの各国当局の「反攻」で外部要因が落ち着いており、

国内要因でも年初国会での「補正」への「期待」や、

近く出される「一億総活躍」に絡む「緊急対策」など、

政権側の「反攻」(という参議院選対策)が功を奏しやすい条件が、

とても運よく整ってきているのは間違いありません。

どこまで上昇するのかの見立ては次号メルマガ(第81号:11月8日発行)で、

外部要因、政策的な「玉」、日本企業の「稼ぐ力」などをもとに、

いつものように詳しく分析してみたいと思います。

上昇するといっても限界は常にあります。

各国当局の努力によって「危機シナリオ」に蓋をしたという、

いわば「ラッキー」によって、ここまで株価が回復してきたわけですが、

夏頃まで「年末は24000円へ」「日経平均3万円時代」と言ってた人々が、

また、息を吹き返し、強気の予想を並べ立て始めました。

上がってくると「もっと上がる」と昂揚してしまい、

下げがこんでしまうと「さらに下がる」と恐怖にかられるのは、

古今東西、相場に対峙する人々の宿命的な姿ではありますが、

上がったものは下がり、下がったものは上がるのが、

古今東西、どんな時も変わらない相場の真実の姿であり、

いつの世も「勝てる」投資家はこの真実を理解しているものです。

外部要因の「神風」、政権側の「反攻」、どちらもまことに結構ですが、

私達はもう、「その次」の局面を考えるべきかと思います。

このあたりのことはまた、次号メルマガで。

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