やはり、東京がギリシャ危機を吹き飛ばし、世界同時株安を止めました。

前日の大きな下げを、ほぼ一日で回復した格好です。

散発的に「●●銀行が危ない」とか「●●規制が問題」だとか、

いろいろな「噂」が聞こえてきて、その度に株価が上下しますが、

ふたたびの「熱い夏」に向けて、日経平均の上昇圧力は強力です。
世界にあふれたじゃぶじゃぶマネーは投資先を探していますから、

欧州をはじめとする不安が去り、政権の足元も盤石ならば、

メルマガで公開している●●の水準までの上昇はあり得べき局面です。

財相が交代するギリシャがいろいろな新提案を出していますが、

債権団との交渉がまとまるかどうかに要注目。

昨日も書いたように、すべての霧が晴れないのに、

この水準から大きく上昇していくことはあり得ません。

私がメルマガで公開している「水準」ではちょうど「ど真ん中」あたり。

なんだかんだで、もう、2か月近くこの株価位置あたりで、

ぐずぐずと動けない状況が続いていますが、

ここを突破してさらに上昇していくには、ちょっと安心材料が欲しいです。

私としては、

「上がる(下がる)かもしれない」という「可能性」を追いかけるより、

「もう、上がらない(下がらない)」という「確実性」に乗るほうが、

「安心、安全、堅実」ですので、上がるなら上がったで、

十分に上がるのを待ち、上がり切ったところを叩くつもりです。

ただ、どうも来週にかけて本当の意味で「正念場」がきそうです。

政権側がいろいろと用意していた「奇策」が不発になりそうな一方、

ちょっと困った勢力が政権の足元を狙ってうごめいています。

アベノミクスは徹頭徹尾「政策相場」ですので、

安倍政権が強い限り上昇し、弱くなるとぐずぐずします。

一般投資家にとって厄介なのは、それらが水面下の「暗闘」に連動し、

なかなか表からはわかりずらいというところではあります。

ただし、政権にとって話はちょっと危ない方向に進んでおり、

いつ、底が抜けるようなことがあるかわからないのが怖いです。

春や初夏の頃、つまり、あの上昇局面が来る前には、

私の文章が楽観的なトーンだったのは覚えておられるでしょうが、

今、あの頃と同じか、それ以上の「上昇圧力」がありながら、

文章にかなりの警戒感をにじませているのはそのためです。

詳しくはまた次号メルマガ(第64号:7月12日発行)で書きますが、

やはり、来週あたりが「正念場」になると考えています。

まあ、それはそれで「ビッグチャンス到来」ではあるのですが。

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