「焦ったら負け、慌てたら負け、諦めたら終わり」
(※所要により、13日朝の更新ができませんので、今夜中に更新します。12日23:30)
米国雇用統計は失業者は減ったものの、賃金は上がらず。
大きく売り込まれるほどではありませんが、ぱっとしない内容でした。
少なくとも、NYダウが最高値を更新するような材料ではありません。
NY市場は、買うにも、売るにも気をつかう「神経戦」です。
チャートをみる限り、NYは三尊天井を描いているようでもあり、
時折、急落しても下値はだんだん切り上がりつつあるようでもあり。
日経平均も、買うにも、売りにも気を遣う「神経戦」になっています。
私は今年最初のブログ(1月5日、大発会)で、
昨年末の高値で日経平均はダブルトップの可能性があり、
米国の利上げ観測や、中国バブル崩壊、欧州危機への警戒とあいまって、
ちょっとすぐれない状況が続くかもしれません。
と書いていますが、年明けから、実際にそのとおりになっています。
あの解散総選挙が決まる直前の水準を下回って推移していますから、
「解散効果」はほとんど帳消しか、もともとなかったかのようです。
ただ、売り込まれても、意外に底堅く反発しています。
政権はまだ政策的な「玉」を持っているという「期待」がありますし、
大きく下がれば日銀と年金が株価を支えるだろうという「恐怖」もあって、
外部要因が穏やかなうちはなかなか日経平均も売れません。
もっとも、14日に閣議決定される予算案の内容が報道され、
そこに大きなサプライズが見当たりませんでしたので、
いったん材料出尽くしで下げそうではありますが、
まだ、通常国会(26日~)への提出法案も警戒されてはいます。
やはり「神経戦」です。
(通常国会での「大玉」見通しは前号メルマガ(第38号)で書きました)
狭いレンジの揉み合いが続いた後は、大きな動きが出てくるものです。
市場全体が、「どっちに大きく動くか」で神経戦をやっています。
腕に覚えがある人は、いろいろと「予測」を立てて、
自分の思った方向にポジションをおとりになり、
うまくはまれば巨利を得ることができる局面ではあります。
まあ、神経戦だけあって神経をすり減らし、
少なくとも半々の確率で資産を目減りさせるわけですが。
「安心、安全、堅実」な「時鳥トレード」としては、
やることはもう決まっています。
待つだけ。
それも、焦らず、慌てず、諦めず、一切心を惑わさず、ぼうっと待ちます。
市場は、焦ったら負け、慌てたら負け、諦めたら終わりです。
持合い相場の後は「大きな動き」が出てくるものですが、
「大きな動き」とは「異常値」に達する動きのことをいいます。
「大きな動き」が上か下かのどちらに行くかは「丁半博打」ですが、
どっちかに動いて行くところまで行き着いたら、
「必ず」いったん戻す動きがあるものです。
私はその「必ず」をひたすら待っているわけです。
「待つのも相場」とは有名な相場格言のひとつですが、
「半々」に賭けるのと、「必ず」に賭けるのでは、
生涯を通じては途方もない違いになってあらわれます。
だから、焦らず、慌てず、諦めずに待ちます。
今年も、そんな感じでひたすら「損をしない」トレードに徹します。
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