【4月28日】 「期待」がしぼんで (朝の情勢分析)
おはようございます。
先週、TPPの合意が成立していれば、
今頃、日経平均は14800円レベルにあったはずですが、
日米首脳会談で白けてしまい、
相場も冷え込みました。
それでも、強烈に売り込まれないのは、
やはり、追加緩和が「警戒」されているからですが、
もう、追加緩和「期待」もずいぶんしぼんでしまい、
目先の株価を押し上げる材料でもなくなっています。
4月30日の日銀決定会合の後は、
本格的な連休入りですし、
ニューヨーク市場に崩れる兆候もあり、
この後の相場は、しばらく荒れそうです。
ただ、「経済」で決裂した日米会談は、
「安全保障」では、かなりの堅固さをみせたため、
中国絡みの地政学的リスクがだいぶ後退してます。
シャドウバンキング、地方債務、尖閣侵攻と、
今年の「メイン・イベント」のひとつとみられた
中国関連のグローバル・リスクがいずれも一服しているのは、
日経平均株価の今後を考える上では幸運といってよいでしょう。
5月も半ばに入れば、
5、6、7月のいずれかで追加緩和があるという「期待」と、
6月にはGPIFバズーカが出動するという「期待」が、
かなりの確信をもって台頭してくるでしょうから、
5月、6月の相場が荒れに荒れ、
異常なまでに売り込まれる局面になっても、
いずれ、政策要因で「底」が入ります。
この間合いがはかれれば、
いろいろと戦略がみえてきます。
ともあれ、現在の株価水準は「正常値」ですので、
私の手法ではどんなに下落が予想されても、
売りを仕掛けることができません。
もちろん、サプライズ緩和があった場合は、
それにしたがって「対処」しますが、
そうでなければノーポジションのまま、
ゴールデンウィーク中はゆっくりと過ごし、
ブログやメルマガの内容などをじっくりと練り上げながら、
次のチャンスを待つと思います。
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