【4月18日】 半値戻し達成 (朝の情勢分析)
おはようございます。
昨日の日経平均は直近の大幅下落
(4月3日高値15164.39円 → 4月14日安値13885.22円)
の「半値戻し」の水準である、
14500.66円まで達した後、
利益確定売りに押されました。
昨日朝の情勢分析で申し上げたように(⇒参照)、
14500円タッチで「買い戻し」にも、
ある程度の「達成感」が広がり、
戻り売り待ちに押されてしまいました。
ここから先、
「14800円のカベ」
「15000円のカベ」
を超えていくには、「追い風」が必要ですが、
昨日あたりから「追加緩和期待」といった報道が出てきたことは
目先の支援材料です。
また、オバマ大統領の訪日を控えて、
なんらかの好材料が出てきたも不思議ではありません。
甘利大臣も訪米し、「大詰め」のTPP交渉では、
コメの関税で米国の譲歩を勝ち取れそうなど、
日本勢の健闘が伝わっています。
ただ、法人実効減税に実質的に「ノー」をつきつけた、
自民党税調の動きなどをみて、
成長戦略にはほとんどの市場参加者が期待を失っています。
最近では、
・GPIF
・追加緩和
・成長戦略
という政府が持つ3つの「主砲弾」のうち、
ひとつが期待薄な状況となり、
残りのふたつ(GPIF、追加緩和)の動向ばかりが注目されますが、
伝わってくる話(観測)はだいたい、
「GPIFは6月、それでもダメなら7月に追加緩和」
というもの。
この両者のコンボが本当に実現すれば、
相当なインパクトにはなります。
もっとも、事前に情報がバラまかれるときには、
何らかのウラがあるものです。
また、そもそも政府(財務省)の株価目標はそれほど高くないことは、
前ブログにも書いたとおり。
いずれにせよ、相場は6月、7月に向けての、
大きな駆け引きになりつつあります。
目先の相場について言えば、
本日は再びの14500円トライですが、
週末の今日、この14500円ラインを守れれば、
来週には本格化する「追加緩和期待」と、
政府、財務省周辺が小出しにする「GPIF期待」の波に、
うまく乗れそうです。
5月を前に手仕舞いを考える方には、
いいチャンスがくるといいですね。
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