連休前、金曜日の日経平均は15948.29円で引けました。

私としては、ずっと狙い続けてきたゾーンにようやく差し掛かってきましたので、

あとは、いかに利益を最大化できるかに注力します。

うまい具合に、メジャーSQが「上への波乱」になってくれたことで、

相場のステージは次の段階である、

・16000円の攻防

・年初来高値16164.01円の攻防

・昨年末高値16320.22円の攻防

へと移りました。

(この3つが、当面の「カベ」です)

先週金曜日は早速の16000円トライが跳ね返された格好ですが、

先物9月限の清算値15915.98円を上回って引けたため、

もう一段の上昇が期待できます。

そして16000円の攻防で、もう一度もつれるところを狙う人もいれば、

16000円ラインを抜けた後の十分高いところを狙う人もいるでしょう。

投資の手法も、とれるリスクも人ぞれぞれです。

細かく値動きをチェックしながら機動的にエントリーする方、

出勤前に指値をしておいて帰宅までまるっきり相場を見ない方など、

それぞれの環境と好みに応じてのエントリー戦略を、

メルマガ(21号:9月14日発行)で詳しくご紹介しました。

そして、いずれの戦略でいく場合でも、

このゾーンに入ったら、もう、気を煩わせないことです。

(そのためにも、あまり「浅い」段階で引っ掛かり、

「含み損」を抱えないことが大切です。

メルマガで書いたように、精神衛生上良くありません)

株というのは不思議なもので、高くなればなるほど皆が買いたがりますが、

相場でも、商売でも、利益というのは、

・安いところで買う

・高いところで売る

という子供でもわかる原則からしか出てきません。

そして、そういう子供でもわかるような単純なことを、

無骨に、愚直に、徹底的にやり続けた人が億万長者になっています。

それだけは、例外はありません。

「過熱圏」でつけた株価は、「熱」が引けたら元に戻ります。

相場であれ、風邪であれ、恋であれ、「熱」はやがて下がるものです。

9月初旬から、ドル円と日経平均先物を「戦場」として短期筋が大暴れしており、

しかも、日経平均にはまだまだ上値余地がありますので、

9月中はもっと上値をとってくる可能性はあります。

しかし、「熱」がさめたらどうなるのか。

世界全体で見渡せば、肝心要のNY市場をはじめ皆、「次の衝撃」に備えています。

今週だけでも、FOMCやスコットランド独立投票など、

「次の衝撃」を引き起こしかねない「トリガー候補」がいくつもあります。

そのなかで、日本市場だけが「独歩高」を演じているわけですが、

この宴(パーティー)の「主催者」たちは、それを百も承知で盛り上げているのです。

今週、米国と英国のイベントを無風で通過すれば、日本市場の宴はさらに盛り上がります。

有り難くも、日本政府まで「景気は回復中」と大本営発表を繰り返してくれます。

「やはりアベノミクスはすごい」、「最後はGPIFと追加緩和で18000円」など、

年末に向けて一直線に株価が上昇していくと信じる大勢の「一般参加者」が、

年初からやられたリベンジとばかりに、この「宴」に参加してきた頃が、

「主催者」(ヘッジファンド)たちが手のひらを返す時です。

「主催者」は「安いところで仕入れ、高いところで売りつける」人々です。

「一般参加者」は「高いところで買わされ、安いところで売らされる」人々です。

私の提唱する「時鳥トレード」は、常に「主催者」のほうに回るためのものです。

「主催者」は「一般参加者」と一緒に酔ってはいけません。

ここからしばらく、腕の見せ所が続きます。

私も、チャンスとみれば、メルマガに書いたとおりの戦略と手法でエントリーし、

伸ばせるだけ利益を伸ばしていきたいと思います。

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