先週末の日経平均は一時15400円近くまで上昇。

そのせいか、あちこちで株高を「予測」する声が聞こえてきます。

証券会社のレポートで「年末は17000円以上」とあったり、

週刊誌やタブロイド紙が「いや、18000円は行く」といった記事を載せたり。

ある雑誌にはどういう根拠か「日経平均は20000円へ」と書いてあったりして、

「世の中の空気がこれほど変わるとは・・・」と驚かされる次第。

5月後半の14000円から、ここまでの力強い上昇をみて、

多くの方が「買わなきゃソン、ソン」と盛り上がっているようです。

こうなったら、騰落レシオ150超なんかなんのその。

市場は「総強気」となって、猫も杓子も買い始めるのではないでしょうか。

やがて、一般の雑誌の表紙に「この株が儲かる」という見出しが躍り、

女性誌までが「株をやらないのは勿体ない」みたいな特集を組み、

職場の同僚たちが「あのね、株というのはね」といったウンチクを語り、

「日経平均は必ず上がる」という幻想が「常識」となるまで、

それほど時間はかからないような気がします。

そんな状況に至る前の関門が、今週に予定される成長戦略の正式決定です。

すでにメルマガ等で何度も指摘していますが、

政府の「玉」はもう、「出尽くし」のうえに「骨抜き」です。

多くのヘッジファンドが、成長戦略の正式決定を機に売り込むつもりです。

しかし、昨年の成長戦略発表の際、安倍総理の演説中に株価が爆下げしたという、

忘れられない「トラウマ」を官邸は何より警戒しています。

したがって、発表の段階で何かの「隠し玉」を入れ、

かつ、政府系金融機関等によるPKOをぶつけてくる可能性は十分あります。

ここで上昇を示すようであれば、本当に市場は「総強気」でしょう。

個人も外資も一斉に買いを入れますから、いよいよ昨年末高値にトライ。

アベノミクス相場としては、3回目の上値追いです。

だからこそ。

私たちはその「チャンス」を待っています。

週末のメルマガ(第9号:6月22日発行)で、

その具体的な日付やエントリー戦略を詳しく書きましたが、

7月のある頃までの間に、大きなチャンスが来るという想定のもと、

私たちは今、資金と心に余裕をもって準備中です。

前回のチャンスは、想定どおり「どんぴしゃり」でしたが、

次のチャンスはそれに劣らないほど大きい可能性があります。

むしろ、外部要因を考えると、今回のほうが「おいしい」かもしれません。

実のところ私は、この7月、8月はのんびりと過ごし、

9月か10月頃におもむろに仕込んだ玉を売却するというスケジュールでいました。

しかし、政府の仕掛けがちょっと早く、かつ強引で、しかも中身がイマイチなため、

6月から相場が不思議な鉄火場となり、数々の異常な兆候が出ています。

相場というのは上がっても、下がっても儲かるものです。

先述したように、多くの人が「上がるから儲かる」と思って参戦してきた時にこそ、

口には出さなくとも「いやいや、そうじゃない儲け方もあるんだけど」と、

余裕の表情で人々の喧噪を眺めることができれば、

相場の世界で長生きし、人より優れたパフォーマンスを残せるはずです。

今年の夏はのんびりと海外から日本株の動きを眺めるつもりでしたが、

どうもそうはいかなくなりました。

7月、8月は相当に面白い日々が過ごせそうです。

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