昨日の日経平均はふたたび急上昇。

寄り付き後、すぐに15442.67円まで駆け上がりました。

もっとも、すぐに利益確定の売りに押されてしまい、

結果として、長い上ヒゲをつけた陰線になったのが気になります。

また、東証の売買高も1兆8216億円どまり。

まあ、今日の超ビッグイベントを前に様子見も仕方ないとはいえます。

とはいえ、先月までとはまるっきり逆の、

旺盛な買い意欲に驚かされます。

5月後半から始まった政府PKOで上げるだけ上げた相場ですが、

個人投資家が追随し、外資も買い始めたようです。

先週、外資の買い越しが再び1兆円を越えたと観測されています。

2月の「底」からの反発局面でも、

同じくらいの外資の買い越しが観測されましたが、

今回の1500円近い上昇にも外資は反応しています。

週刊誌に「官製相場はいつまで続く?」といった見出しが躍るようになりました。

ここからさらに続伸するか、失速するか、内外から熱い目が注がれています。

そしてそれは、今日にもなされるという成長戦略の閣議決定の後に、

株価がどういう動きをするかで、ある程度決定づけられるのではないでしょうか。

実際、多くの人が、発表直後の「売り」を警戒しています。

私はメルマガ等でずいぶん前から「出尽くし」と「骨抜き」を指摘していましたが、

実際に漏れてきた成長戦略の内容は、確かに「骨抜き」です。

見るべきものは「法人税29%」くらいですが、これはもう株価に織り込み済み。

(その計算根拠は、メルマガの「居心地のいい水準」で詳しく解説しています)

後は昨年同様の「小手先改革」と「利益配分比率の変更」ばかりですので、

株価を大幅に押し上げるインパクトに乏しいのは事実です。

それゆえ、「ヘッジファンドが売りを入れる」と騒ぐ人々がいて、

実際に私もそうした話を耳にしていますが、

「皆がそう言い始めた」ら、「そうなるかどうかわからない」ということです。

官邸は、昨年の失敗がトラウマになっていますので、

ヘッジファンドの売り浴びせに対する、何らかの「玉」を用意している可能性が高いです。

風評を信じて、「下げ始めた!」とうかつに乗ると、思わぬ踏み上げを食らいかねません。

今日のような日に私がどう動くかは、先週末のメルマガ(9号:6月22日発行)に詳述しました。

閣議決定のニュースや記者会見の情報をもとに、適宜適切に判断するつもりです。

私たちとしては、今日の「売り浴びせ」に政府が思いっきり対抗してくれると有り難いです。

懸念していた「失望売り」がないとなれば、相場は「総強気」の買い一色になるでしょう。

メディアもある種の熱狂状態となり、猫も杓子も株を買うようになって、

ウエイトレスもタクシーの運転手も株を勧めるようになるでしょう。

そうなれば、これほど「おいしい」チャンスはありません。

現時点で騰落レシオは159.9。完全なる「異常値」です。

ここからさらに500円、1000円と上げることになれば・・・

メルマガでははっきりと具体的な日付とエントリー戦略を書きましたが、

外部要因の不透明さとも絡み、7月に超ビッグチャンスが来る可能性は十分あります。

はたして、そうなるかどうか。

いずれにせよ、今日が大きな関門のひとつです。

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