「停戦」後も、やや視界不良。
昨日の日経平均は大きく上昇。
株価位置も上げています。
イスラエルとイランの「停戦」が、
本当に成立したことに対して、
素直に市場が反応した格好です。
もっとも。
株価位置が上がったとはいえ、
強気の度を深めていくようには、
まだまだいえない水準であります。
「停戦」の合意がなされた後にも、
双方から攻撃続行の情報も上がり、
本当に戦争が沈静化するのかは、
まだ少し不透明な状況といえます。
トランプ政権の中枢の人々は、
「これでノーベル平和賞だ」と、
喜んでいるようでありますが、
中東に加え、欧州、東アジアと、
まだまだ不安定さは否めずに、
安心しきるのは早計のようです。
また地政学リスクだけではなく、
「貿易戦争」がどうなるのかや、
財政不安といった不安要素も、
依然としてわだかまっており、
上値を重くする要因として、
無視できないところであります。
日本国内でも「夏の大型選挙」など、
押さえておきたい点がありますので、
次号メルマガ（第584号：6月29日）で、
それらの要素をよく整理した上で、
今後の展望を分析する予定です。
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