昨日の日経平均は続落。

FOMCを控えた「様子見」ムードのところに、

米国アラバマ州の上院選が小さな「冷や水」となり、

少しばかり下げてしまっています。

税制や債務上限をめぐる議会対策に狂いが生ずれば、

年末にかけて米国の「政治リスク」が破裂して、

「年末波乱」の恐れもあるところだけに、

それなりの注意は必要かと思われます。

もっとも、落とすはずのない牙城を落としたことで、

大統領も共和党もショックだったのは当然ですが、

今回は「醜聞」という特殊要因もあり、

来年の中間選挙への影響は限定的ともされます。

また、まだ共和党は上院の過半数を占めており、

税制改革や債務上限をめぐる議会対策には、

まだ勝算があるとされているようです。

日本市場は小さな「冷や水」となったものの、

昨夜の米国市場の動きをみる限り、

それほどの動揺は広がっておらず、

「政治リスク」が本格的な「波乱」につながるには、

もうひとつ「悪材料」が必要かと思われます。

もっとも、その「悪材料」が飛び出た時には、

かなり大きな「波乱」の恐れがありますので要注意です。

そのあたりはまた次号メルマガ(第191号:12月17日)で。

そして。

米国FOMCは予定どおりに「利上げ」を決定。

米国の株式市場は「利上げペース」を歓迎して、

「安心感」から上昇し、最高値を更新しています。

これは日経平均にとっても「追い風」のはずですが、

少し気になるのは為替の動きです。

日米の金利差が開けば円安圧力が働くはずですが、

事前に織り込まれていてしまったためか、

「地政学リスク」などへの警戒があるのか、

理由はともかく昨夜は円高方向に逆行しています。

為替は往々にしてこのように不可解に動くものですが、

前号メルマガ(第190号:12月10日)で指摘した通り、

日経平均が年内に最高値を再更新するには、

「円安」は重要な前提条件といえますから、

米国が「利上げ」しても円高に振れるという現象は、

日経平均にとってはやはり小さな「冷や水」です。

「材料出尽くし」による一時的な円高であれば、

年内の日経平均にはまだ希望が持てますが、

年末年始に垂れ込める暗雲の数々を考えると、

この為替の動きはちょっと厄介です。

今日、明日は為替市場の動きをよく注意して、

日経平均の年内再上昇の可能性について、

再度、次号メルマガで詳しく分析したいと思います。

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