意外に「大きなこと」になりかねない話。
日経平均はちょっと足踏み。
ふたたび23000円ラインに近接し、
「大台突破か」と思われた瞬間もあったものの、
やはりまた利確の売りに押された形です。
売買代金もさほど膨らんでおらず、
FOMCなどの重要イベントを控えていることもあって、
「様子見」の傾向なのは仕方ないところでしょう。
特段の「波乱」がなければふわりと上昇しても、
おかしくない「潜在力」が日経平均にはありますが、
米国には税制や予算案、債務上限の件など、
ギリギリの政治案件が山積みですから、
このままなにごともなく通過するかどうか、
今週の状況推移には要注目です。
米国のFOMCや政治状況も気がかりですが、
それ以外にも内外にいくつか動きが出ています。
基本的には前号メルマガ(第190号:12月10日)で、
お示しした情勢分析から大きく変化していませんが、
「政治は生き物」ですので情勢は常に動きます。
北朝鮮は若干、柔軟姿勢のシグナルを出し、
国連での「対話」の可能性を示唆しています。
これだけで劇的な状況改善はありませんが、
米国がこれに反応するようであれば話は別です。
今、完全な衝突コースにある半島情勢が、
和戦どちらで決着がつくのか、
年末年始に向けて相当にクリティカルな局面です。
また、安倍政権に飛び出した小さな悪材料は、
意外に大きな問題に発展する恐れがあるようですが、
野党は年内いっぱいは政権・与党の不祥事追及より、
自分たちの「遠心力」による再編劇で手一杯であり、
安倍政権の足元の状況が劇的に悪化することは、
少なくとも当面のところないだろうと思われています。
(野党の再編劇は前号メルマガに書いた通り、
言ってみればまあ、カネの話でもあります)
ただし、今回のスキャンダルは「もりかけ」と違い、
火元がヤバいところにありますので、
2018年の安倍政権の出鼻を挫くことがないよう、
早期のダメージ・コントロールが必要です。
このように北朝鮮情勢にせよ国内政局にせよ、
意外に「大きなこと」になりかねない話が、
今、まさに進行中であり、
年末年始から来年にかけての相場にも、
大きな影響をそうな気配がありますので、
次号メルマガ(第191号:12月17日)でフォローします。
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