(都合により本日も午前2時の更新です。少し短めに)

日経平均は大発会から3連騰。

これは8年ぶりの記録とのことです。

わずか2日間で1000円級の上昇をした後ですが、

反落しそうな様子もなくさらに伸びていき、

一時、24000円に近接するところまでいきました。

「戌笑う」の戌年は正月から笑いが止まりません。

もっとも、「大台」の手前で跳ね返されたことや、

為替がやや円高気味で推移し始めたことを勘案すると、

そろそろ上昇が一服しても良さそうではありますが、

米国は始め海外市場は相変わらず強く、

世界的な「リスク・オン」の流れは継続しています。

昨年末から申し上げているように、

安倍総理にとって今年は「勝負の年」です。

昨年秋、一時、存続すら危ぶまれたところから、

一転して「奇跡」の大逆転を遂げたことで、

「本懐」である「改憲」を成就するために、

持てる力の全てを注ぎ込むつもりです。

無論、「改憲」はそう簡単な事ではないため、

政権は様々な「玉」を集中投入することで、

株価を上げ、支持率を保つ戦略をとっていますが、

そのような時に突如、海外の「不安」が後退して、

日経平均にも「追い風」を吹かせるということは、

「幸運」というか「豪運」というか、

とにもかくにもすごいこととしかいえません。

今の株価についてある左翼系の「識者」が、

「完全なバブル」と指摘している記事を見ましたが、

前号メルマガ(194号:1月7日)で分析した通り、

日経平均の「上値余地」はまだまだたっぷりあり、

ここからはるか上まで上昇してもなお、

「バブル」といえないというのが私の考えです。

無論、「上値余地」があるということは、

「上昇する」こととイコールではありません。

一般的に企業の「潜在力」がどんなにあろうと、

それが株価に反映されないことも多いですし、

舞台が暗転するような突発的事態が起きれば、

株価が崩落する危険は当然ながら常にあり、

しかもその火種は今なお燻っています。

今年は「要注意」とされる時期が、

今、指摘できるだけでも2回はありますので、

振り回されないための注意は必要ではあります。

日経平均が本格的に「バブル化」するためには、

そうした懸念が解消されることが条件です。

次号メルマガ(第195号:1月14日)では、

今一度、「バブル化の条件」を確認した上で、

「その時」が来たら何が起きるのかを考察したいと思います。

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