おはようございます。

先週の日経平均は、

①米国株高の継続、

②中国失速懸念の後退

という、

東西からの「神風」に支えられたところに、

③政府の「玉」(法人実効減税など)

がうまくはまり、

いったん「軸」(14000円)のむこうに落ち込んだところから、

14500円近辺まで一気に戻ってきました。

GW連休明けずっと続いた14000―14400円の狭い範囲のレンジを、

少しだけ上に抜け、

ようやく動きが出てきました。

誰がどうみても「14000円あたりで誰かが介入してる」のは明らかとなり、

下が固いのであれば、とりあえずは上に行ったほうが儲かります。

とはいえ、メルマガにも書いたとおり、

6月には大きな波乱要因が目白押しです。

それゆえ、私は5月中に「基盤的国策銘柄」の買い出動をするのであれば、

14000円ラインが突破され、かなり深い突っ込みとなってからだと思っていましたが、

13900円台で反転上昇しましたので、5月中の出動は見送りです。

やはり、「ワンテンポ置いた後」にやってくる本格的なチャンスを待ちます。

具体的な「トリガー候補日」は、6月にあります。

前号のメルマガ(5号:5月25日)で詳しく書き、次号(6号:6月1日)以降に、

実際の推移をふまえた具体的なエントリー戦略を書く予定ですが、

次にやってくる波乱が狙い目だという当初からの方針は継続中です。

それが、上での売り待ちになるのか、下での買い出動になるのかは、

目先の上昇波動がどこまで続くかによります。

無論、市場は生き物ですから、何があるかわかりません。

米国株の本格調整や、中国の地政学的リスク顕在などがあれば、

政府がこれまで繰り出してきた「玉」はすべて吹き飛びます。

市場全体が煮詰まる前に、

「こうなるはずだ」という「予測」でポジションをとるのは危険です。

ささいな外部要因の変化や、国内の政策的変化で情勢は瞬時に変わります。

それがいつ来るかはわかりませんが、いつかは来ることは断言できます。

いずれにせよ、ようやく大きな動きが出て来ましたので、

やがてそれが「異常値」まで行き着いて、

安心、安全、確実なポイントになるまでじっと待てばいいのです。

6月は大きく動きます。

成長戦略で「居心地のいい水準」が全体的にスライドしたり、

GPIFという主砲が派手に発射されたり、

ふたたびの「追加緩和」狂想曲で大きな「期待」が台頭したりと、

ここから1000円や2000円上げる材料は目白押しです。

その逆に、

米国と中国の市場に何かがあれば、

日経平均は一瞬で1000円以上も下落し、

政府の絶対防衛ラインもあっさり破られるでしょう。

巨大エネルギーが渦巻き、市場全体が流動化して混沌となるなかに、

私たちの狙うチャンスがあります。

目先の動きに焦る必要も、慌てる必要もありません。

これからやってくる大きなチャンスを、

確実につかむことに力を注ぎ、

資金と心に余裕をもって「その時」に備えましょう。

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