乱気流のなかで見えてきたこと。
年末になって乱気流です。
FOMCを通過したNY市場が直近の下げから急反発したこともあって、
日経平均は高値17274.33円まで一時的に400円以上も大反発しました。
昨夜のナイトセッションでは17500円台半ばまで上昇しましたから、
わずか6日で1600円下げた後、たった3日で1100円も上げたことになります。
年末となり、総選挙も終わって落ち着くかと思いきや、
凄まじくボラタリティの高い相場展開になっています。
とても、一般人が手を出せるような地合ではありません。
相場は今、合理的な株価形成をしているとはいえません。
国内の政策要因を中心に「期待を持たせる話」と、
エネルギー関連等の外部要因を中心にした「不安を持たせる話」が交錯し、
わずかな材料をきっかけとして、巨大プレーヤー同士が売りと買いを仕掛け、
騙し合い、出し抜き合いの駆け引きを演じています。
あえて言えば、長期スパンの方々は下がったところを買って、
嵐が収まって安倍政権が繰り出す「玉」が出るのをじっと待ち、
短期スパンの方々は嵐の晴れ間で上がったところを売って、
次の嵐で再び叩き落とされるのを待つほうが有利なように見えます。
しかし、この株価位置ではどちらも「安心、安全、堅実」ではありませんので、
私はやはり「様子見」を継続しています。
ただ、この乱気流の中で、来年の相場を形成するふたつの要素が浮き彫りになっています。
安倍政権がこれから繰り出す政策要因の「玉」への「期待」(上昇要因)。
米国、中国、ロシア、欧州、中東などグローバル・リスクへの「不安」(下落要因)。
この2つの力の「綱引き」で、中期スパンのシナリオが導き出せると思います。
その上で、上値メド、下値メドを大きな狂いなく割り出せれば、
来年もまた、「負けない投資」ができるのではないでしょうか。
詳しい話はまた、次号メルマガ(第35号:12月21日発行)で。
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