機関投資家と個人投資家が喧嘩したら、

絶対に勝負になりません。

情報量にも資金量にも圧倒的に差がありすぎます。

しかし、個人投資家には絶対の武器があります。

利益目標もノルマもなく、

「わからない」と思ったら、

いつまでもポジションをとらなければいいのです。

「待てる」というのは偉大な武器です。

この点、機関投資家は違います。

一定の利益を上げ続けないと「クビ」です。

ここのところの株価の膠着で、

胃が痛い思いをしているファンドマネージャーはたくさんいます。

だから、いろいろなイベントをひねり出しては、

常に「想定外」まで相場を上げたり下げたりして、

利益を上げようとするのです。

その点、個人投資家は圧倒的なアドバンテージがあります。

1年のうちに、1回か2回は暴落や暴騰の局面があるものです。

そこでだけ勝負して、あとは寝てればいいのです。

上がるか下がるかわからないのに、

無理をしてポジションをとる必要はさらさらありません。

ヘッジファンドが必死で市場を煽りまくり、

一般投資家が狂騒したり、パニックになったりするのを、

珍しい見世物でもみるようにじっと楽しみ、

「まあ、これ以上はないだろう」という水準で、

おもむろにエントリーすればいいのです。

また、「様子がおかしい」と感じたらさっと逃げるのも自由ですし、

その後、ニュースで「最高値更新」の文字をみるまで、

株を持ってることすら忘れてほったらかしにする自由もあります。

最悪の場合は「相続財産にする」と割り切れば、

相続税が節税できるのですから、価格低迷での超長期塩漬けも怖くありません。

一般の個人投資家で、継続して勝ってる人は5%もいないといいます。

勝ってる人も、年間6%増なら御の字だとか。

それくらいの利幅をとるチャンスは、年に数回はあるものです。

しかし、年に数回、そういうチャンスをものにすれば、

年に10~20%を増やすことは十分に可能ですし、

毎年それを継続すれば、一流のプロに匹敵し、やがて凌駕します。

10年、20年と続ければ、複利の力で億万長者になれるのです。

勝つか負けるかわからないのに、しょっちゅうポジションをとって、

神経と資金をすり減らしたところで何もいいことはありません。

そもそも、「相場とは欲と恐怖の増幅装置」ですから、

勝っても、負けても、だんだん冷静な判断を失うようにできてます。

勝つか負けるか確信が持てない水準で投資していたら、

はらはらどきどきして冷静さを保てないのは当然です。

「休むも相場」といいます。

プロたちが胃が痛い思いをしている今だからこそ、

個人投資家の最大の「武器」を活かし、

資金と気持ちに余裕をもって機が熟すのを待つべきでしょう。

いよいよ5月後半、相場は煮詰まり、

内外の事情から発する下落要因も、

上昇をもたらす政策的な「玉」のラインナップも、

どちらも巨大なエネルギーがたまりつつあります。

上であれ、下であれ、相場がどちらかに突出した動きをし、

個人投資家にとっての「絶好機」がやってくるのは、

そう遠くないと思います。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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