昨日の日経平均は、一転して大反発。

週前半の暴落劇をみて、売り参戦した人はかなりヤラレタのではないでしょうか。

「時鳥トレード」は、「買い目線」に転じていましたが、

「安心、安全、堅実」なゾーンに届く前に反発しましたので、とりあえず見送り。

ただし、今夜の米国雇用統計の結果次第では、もう一荒れあり得ますから、

チャンスが来たら淡々と動き、粛々と利確するのみです。

12月と1月の上げ下げで、「居心地のいい水準」のコンセンサスが固まれば、

次の転機である●月までは相場が読みやすくなるかもしれません。

このあたりはまた、次号メルマガ(38号:1月11日発行)で。

いずれにせよ、今夜の米国雇用統計は重要です。

直近の下げを演出したのは、ギリシャ情勢や逆オイルショックなどの、

「グローバル・リスク」です。

世界経済が、リスク・オンか、リスク・オフかの「基礎体温」は、

ひとえに米国の景気にかかっていますから、ここで波乱があれば、

特に心配ないようなものまで材料にされ、徹底的に売られるでしょう。

しかし、米国景気が好調ならば、売り方は一斉に引きます。

特に、日本市場に関しては、●月まで続く政府の「玉」への「期待」が、

常に上昇圧力として作用していますから、これが素直に出てきます。

ところで、その政府の「玉」ですが、

「メガトン級」のインパクトのある労働基準法改正案の中身が固まり、

次の国会(1月26日~)に提出されるとの報道が出ました。

一昨日からの上昇は、この影響も大きかったようですが、

実際にこの法律を作っている人の話を聞くと、現時点の政府内、与党内の雰囲気は、

報道のトーンとはやや事情が異なっているようです。

となると、●月はいったん「期待」が途切れ、●月に復活することになりますが、

そのあたりはまた、次号メルマガ(38号:1月11日発行)で書きます。

また、民主党代表選に誰が勝つかで、むこう数年の政局シナリオが描けます。

いずれも、機関投資家や本当の「プロ」はみんな知っている情報ばかりですが、

こういった超重要情報がないため、個人投資家がいつもヤラレルわけです。

今の日本市場で相場を張る以上、投資スタンスはどうあれ、

一応、頭に入れておいたほうがいいと思いますので、ご提供する次第です。

どうぞ、お楽しみに。

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