日本企業の「稼ぐ力」は健在なのか。
昨日の日経平均は終値でも2万円割れ。
少し下がれば日銀等が買ってくるという事情もあり、
また、米国雇用統計を控えての様子見ムードもあり、
大きく売りが広がる展開にはなっていませんが、
しかし積極的に買っていく雰囲気でもありません。
「2万円ライン」さえしっかり守られている限り、
「政治リスク」と「地政学リスク」が「中休み」になれば、
この7月あたり「ふわりと軽くなる」という現象も、
おそらくないわけではないと考えられます。
しかし、「政治リスク」も「地政学リスク」も、
どちらもきれいに払拭されるどころか、
重苦しいものが漂い続けて、市場を圧迫しています。
米国株も全く上がらなくなっていますから、
こちらのほうの「追い風」も止んでいます。
もちろん、まだ希望は消えたわけではありません。
日経平均にはまだ「潜在力」がある上に、
日本国内の「政治リスク」に関しては、
安倍政権にはまだいくつもの「挽回策」があります。
また、北朝鮮の「地政学リスク」については、
舞台が国連安保理に移っています。
ついに米国連大使が軍事行動に言及したものの、
即座に先制攻撃できるかどうかは疑問が残ります。
「時間稼ぎ」などで米中露で「緊張緩和」が合意され、
一時的に「中休み」に向かう可能性はあります。
しかし、そうした内外の相場環境に晴れ間が出て、
「ふわりと軽くなる」瞬間が訪れたとして、
株価を本格的に上昇させる原動力になるのは、
あくまで日本企業の「稼ぐ力」だということです。
先ほど、日経平均には「潜在力」があると述べましたが、
この点についてはやや気になる「兆候」があります。
今夜の雇用統計などを経て為替がどう動くかにも、
大いに影響されるところではありますので、
次号メルマガ(第168号:7月9日)で分析しますが、
株価を構成する最も大切な要素に異変が生じれば、
日経平均の先行きは暗くなるのは当然ですので、
私としては最大限の注意を払ってまいります。
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