先日の日経平均は続伸。

「ふわりと軽くなる」ことはありませんでしたが、

かといって大きく下げるような材料もなく、

底値はかなり固い印象を受けます。

欧州ではイタリアの銀行の破綻処理が無難に進み、

米国市場は相変わらずの強さを示しています。

「すでに夏枯れ」という声も聞こえてきます。

日本市場も商いが膨らまず、

高値と安値の差が100円以内という、

かなり膠着した値動きとなっていますが、

長い膠着が続いた後には大きく動くものです。

まだ機関投資家がバカンスをとるには早すぎますので、

何かきっかけがあれば急速に動く可能性があり、

私達、個人投資家は気を抜くわけにもいきません。

前号メルマガ(第166号:6月25日)で指摘した、

内外の諸要因に引き続き注意が必要かと思います。

さて。

東京都議選の結果も気になりますが、

投資家として注目すべきは「都議選後」の政局です。

都議選で政局全体の「潮目」が変わったことは、

過去にもしばしばみられたことです。

ようやく安倍総理が街頭で応援に立ちますが、

自民党候補の中には総理との2連ポスターを外し、

応援演説も忌避する人がいると聞きます。

自民党内で安倍総理が信任されているのは、

安倍総理がいる限り選挙に勝てるからなのですが、

「総理が来れば票が逃げる」というのであれば、

今度は「安倍降ろし」が始まりかねません。

「大躍進は確実」とされる都民ファーストについては、

「次の衆院選」の他、他の自治体選挙などでも、

次々と候補者の擁立を準備中と聞いており、

こうしたことが全国の自民党員を焦らせています。

また、民進党は都議選の「負け方次第」で、

「蓮舫降ろし」が始まるとみられていますが、

これだけ不祥事と醜聞が続く自民党にとって、

「蓮舫以外」の人物が民進党の代表となり、

野党第一党のイメージが刷新されるというのは、

十分な脅威と受け止められているようです。

総理周辺が描いている「改憲スケジュール」では、

「次の衆院選」は「国民投票」に絡む可能性が高く、

選挙戦の争点が従来の「アベノミクス一辺倒」とは、

大きく異なるものになるとみられています。

これまでと違って十分に警戒すべき対立政党が、

相手候補を立ててくる可能性があるのであれば、

自民党の党内も穏やかではいられないのは当然です。

「次の衆議院選」は2018年末までに行われますが、

それまであと1年ちょっとしかありませんから、

都議選の動向を横目に見ながら、

政局はすでに動き始めていると言ってよいでしょう。

この夏、政局の「潮目」が変わるかどうか。

変わるとすればいつ、どういうタイミングで、

どんなシナリオが予想できるかといったことを、

次号メルマガ(第167号:7月2日)で分析します。

この夏、そして夏以降の日経平均に展望にとっては、

これが最重要の要因のひとつかと考えています。

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