「夏の政局」と相場の「熱い夏」。
(午前0時の更新です)
日経平均が年初来最高値を突破しました。
円安、米株高という2つの「追い風」と、
安倍政権のひとまずの「逃げ切り」によって、
ようやく長いレンジを抜けた格好です。
総理会見で国内政局に一定の「安心」感が広がり、
またIMFの新しい通貨防衛協定も好感されるなど、
タイミングよく材料が重なったことも大きいです。
前号メルマガ(第165号:6月18日)に書いた、
(とりあえずの)「ど真ん中」はまだまだ上ですから、
波静かな状況がしばらく続けば、
今年もまた「熱い夏」になる可能性が高まります。
もっとも。
日米の「政治リスク」や各地の「地政学リスク」もあり、
当然のことながら、ここから上昇すればするほど、
おっかなびっくりの気持ちも強くなりそうです。
国内の「政治リスク」はまだ消えたわけではありません。
加計学園問題では新しい爆弾材料が出てきて、
「官邸の信用」がさらに剥落しています。
与党が閉会中審査に応じる可能性が極めて低いため、
政権側は黙ってこれらのスキャンダルをやり過ごし、
国民が忘れるのを待つ構えのようですが、
前号メルマガで少し詳しく書いたとおり、
晩夏のあたりにひと波乱、ふた波乱ありそうなことが、
相場の先行きにとっても少し憂鬱な材料といえます。
月曜の安倍総理の「謝罪会見」の成否はともかく、
「官邸」という言葉が負のイメージを帯びつつあり、
国民の脳裏にこびりついてきたのが気がかりです。
そうしたことの火消しをやってきたのが官邸だけに、
この件についてはダメージ・コントロールが機能せず、
また、それを積極的にやろうという人もいません。
夏の間は水面下で政局が大きく動くものですが、
与党内の「アンチ安倍勢力」がこの機を逃すはずもなく、
ちょっと大きな仕掛けがなされつつあるとも聞きます。
このまま「熱い夏」が来るかどうか、
また、「熱い夏」が来た後はどうなるかは、
そうした「夏の政局」とも密接に連動しますので、
次号メルマガ(第166号:6月25日)で分析します。
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