(午前0時の更新です)

昨日の日経平均は続落。

前場ではきっちりと買いが入り、

一時的に「2万円ライン」を回復しましたが、

為替が一時的に110円台に突入したこともあり、

お昼前にはもう息切れしました。

ただ、上下100円に満たない値幅という、

ほとんど膠着状態といってよい状況であり、

一方的に売り込む根拠も見出せません。

政府主導の「株価操縦」は夏枯れの間も健在です。

また、安倍政権が3日連続の「試練」を経て、

ひとまずは「突然死」を免れたようですので、

来週の「挽回策」による「反転攻勢」を前に、

一定の「期待」が生まれてもよい頃です。

前号メルマガ(第170号:7月23日)で書いたように、

FOMCを前にしてどちらかにポジションをとるのは、

特に今回に関しては大きなリスクがあり得ますが、

FOMCを無風で通過し、為替が一段落すれば、

ここらで久しぶりに上昇機運が増す可能性はあります。

ただし。

海外では日本の「政局」が意識され始めています。

安倍政権の支持率急落はそれなりに注目されており、

「ポスト安倍」に関する議論も散見します。

内閣改造とそれに絡む経済政策の「玉」にも、

それなりの「期待」がされているようですが、

「その先」に日本の政界に何が待っているのかは、

様々にシュミレーションが行われているようです。

安倍総理は昨日、3日連続の「試練」を終え、

ようやくひと息つける状況にはなりましたが、

状況が改善したとは到底、言い難いといえます。

やはり衆院予算委の発言は「オウンゴール」気味で、

参院予算委では民進党の蓮舫代表に猛烈に叩かれ、

「立ち往生」して答弁修正・陳謝に追い込まれました。

与党の人々は集中審議をやって良かったのかどうか、

それぞれに考えをめぐらせているところです。

一方、その蓮舫代表は続投を表明しました。

一時「噂」されたように蓮舫氏本人ではなく、

野田幹事長以下、執行部が退陣するようですが、

そうであるならば民進党はここからが大変です。

幹事長などの後任人事をめぐる「憶測」で、

「来年も民進党はあるのか?」と、

他ならぬ民進党の人々が心配を深めています。

もちろん、民進党がなくなって困るのは、

他ならぬ与党・自民党のほうです。

前々号メルマガ(第169号:7月16日)で触れた、

「政界再編」の大仕掛けなどが現実化すれば、

自民党議員の大半が顔面蒼白になりかねません。

このように、ちっとも動かない膠着相場の影で、

「夏の政局」は本番の様相を呈しています。

案の定、霞が関の「夏の反乱」は止まず、

水面下では次々と新しい情報が取り沙汰されますので、

また次号メルマガ(第171号:7月30日)で、

「とれとれ情報」とともに分析いたします。

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