投資の鍵は「継続」と「積み重ね」。
昨日、水曜日の日経平均は続落。
火曜に下げで動いたのに引き続いて、
水曜日にその下げ幅を広げるというのは、
ここ最近のSQ週のセオリー通りの動きです。
昨日は朝からほぼ一直線の下げで、下値は16494.80円まで。
最初の「ターゲット」と思われる16500円はクリアしました。
ですが。
「魔の水曜日」というほどの荒れ方でもありませんでした。
むしろ、ターゲット達成と同時に売り方も様子見に入ったようで、
後場では相場全体に底堅さすら感じられました。
前号メルマガ(第98号:3月6日発行)で申し上げた通り、
やはり、少なくとも3月10日までは「期待」が持続します。
政策当局がその「期待」を裏切ったらそこで崩れるのでしょうが、
実際に3月10日以降にバズーカが連射されたならば、
たとえ一時的でもかなりの上昇が見込まれます。
巷で囁かれる「3月10日大暴落説」を信じて売りを入れ、
その後、日欧によるバズーカ一斉射撃となったならば、
文字通りの「死」を意味することにもなりかねません。
これが投資家の「不安」へのブレーキとなりますので、
現時点では下がり切らないのも無理はありません。
それゆえ、前号メルマガで、今週のSQの「最良シナリオ」として、
政策当局への「期待」にのって上にはねる展開を書いたのですが、
火曜の朝に売りの仕掛けで崩れて調子が狂ってしまい、
なんとも中途半端な下げで様子見状態となったのは残念でした。
今日の木曜日、特にナイトで相当動くこともあり得ますますが、
この株価位置からは、上に行っても下に行っても限られており、
「時鳥トレード」が狙う「想定外のゾーン」に達する可能性は、
かなり低くなりつつあると言えます。
「期待」と「不安」が交錯してちぐはぐなSQ週となり、
ヘッジファンド達もだいぶ調子が狂ったのだと思いますが、
「相場は生き物」ですから、やむを得ません。
これが相場です。
相場は主要プレーヤー達の「思惑」と「駆け引き」で動いています。
私達、個人投資家は市場を支配したり操縦したりする力がない以上、
「これだ」と思う形が来るまで待つしかありません。
少なくとも、「居心地のいい水準」のど真ん中に近いところで、
うろちょろしている限り、「時鳥トレード」は待ちが続きます。
相当おもしろいことになる可能性があった今月のSQですが、
私としては「休むも相場」で待ちぼうけをくらいそうです。
しかし、これでいいのです。
投資の鍵は「継続」と「積み重ね」です。
投資はギャンブルではありません。
一発大逆転を狙って丁半博打で勝負する人が、
時流に乗って「濡れ手に粟」で大儲けすることはありますが、
10年後も大富豪として生き残っていることはほとんど稀です。
(むしろ、投資家としてデビューする以前より零落することが多い)
しかし、「これは間違いない」と思われるチャンスを待ち続け、
それを拾い続けることだけをコツコツと「継続」していれば、
その「積み重ね」がやがて資金を大なるものにしてくれます。
「継続」と「積み重ね」に「複利の力」が加われば、
やがて途方もない巨富に至るということは、
どんな投資の教科書にも書いてあることですが、
この当たり前のことを当たり前にコツコツやる以外に、
「安心、安全、堅実」に巨富を得る道はないと考えます。
それは、「時鳥トレード」に関していえば、
ただただ「異常値」の出現を待つことを意味するのですが、
過去記事をお読みになればお分かりの通り、
そういうチャンスは必ず定期的にやってきており、
私がメルマガで示す「水準」が指定したゾーンに差し掛かれば、
これまでのところ、相場は一度も狂いなく反転しました。
焦っても、慌てても、気に病んでも、別に状況は好転しませんから、
そういう機会がくるのを淡々と、待ち構えるだけです。
「時鳥トレード」以外の投資でも、
どの時代にも「これは間違いない」という投資機会は来ます。
スパンの長い投資方法になりますが、
例えばリーマン・ショックや大震災直後に不動産投資を始めた人は、
今、軒並み「富裕層」の仲間入りをして左うちわを振っています。
また、昨年、株価が高止まりした頃に安値の金を拾った人は、
今年の一連の大暴落劇を、冷静に、安心して眺めています。
いつの時代も、そういう「天の時」は来るものです。
今、日本政府がよほど大きな政策転換をしない限り、
来年にかけて不景気、不況、恐慌に巻き込まれる可能性があり、
昨年の株高局面で投資デビューした人々は地獄を見そうですが、
そうした中にも「これは間違いない」という投資機会があり、
次の時代の「富裕層」が誕生するはずです。
私はそういう機会をとらえるために、
昨年末までに「冬ごもり」の準備を完了したわけですので、
今、着々と「次の機会」の絞り込みを行いつつあります。
次号メルマガ(第99号:3月13日発行)では、
何が「次の機会」になるのかを詳しく分析してみたいと思います。
いずれにせよ、投資の鍵は「継続」と「積み重ね」です。
焦らず、慌てず、諦めず。
コツコツとやっていきたいと考えています。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第98号:3月6日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す