投資の要諦
昨日の大暴落については臨時メルマガ(9月29日発行)で詳しく解説しました。
前号メルマガ(75号:9月27日発行)で申し上げたことを確認する内容です。
昨日、日本株を売ってきたのは外国人投資家です。
しかも、日本株を売ると同時に、海外でも同時多発、連鎖的、五月雨式に、
新興国に対して選択的、集中的に襲い掛かるという、
よく準備して、タイミングをはかられた大規模な「奇襲攻撃」でした。
この下げには「黒幕」がいます。
おそらく、米国利上げに連動する形で、
ある「シナリオ」を実行するのではないかということを、
私は前号メルマガで指摘しておいた次第です。
メルマガでお知らせしたキーワードをグーグル等で検索すればわかる通り、
海外ではこの8月以降、かなり周知されている「シナリオ」ですが、
日本のアナリストのなかにこの「シナリオ」に触れた人はないようです。
実際、昨日の下げは事前にメルマガに書いたとおりの展開でした。
また、昨日は、相場下落の原因として、
・産油国が日本株を売り、リスク・オフに転じた
・欧州金融機関にリスク・シナリオがある
といった情報が後になって報道されたようですが、
そのような「グローバル・リスク」が横たわっていることを、
私は、9月以降のメルマガで何度も指摘してきたことを、
読者の方々は覚えておらえることと思います。
それゆえ、9月の「居心地のいい水準」はすべて「仮」として、
「想定外」の「下スライド」発生に注意するよう書いてきました。
一応、そうした「シナリオ」が破裂しない場合の、
「買い場」と思われるゾーンはお示ししていますが、
「相場は生き物」であり、「政界は一寸先が闇」です。
ブログやメルマガで申し上げているとおり、
相場をめぐる環境は瞬時に変わりますので、
(特にこの9月は)念には念を入れて、
「想定外」の下げをもたらすリスク・シナリオに言及してきた次第です。
無論、メルマガで書いたゾーンというのは、
一連の嵐が去ったならば、いずれ戻ってくると思われるゾーンです。
実際、昨日のナイトセッションでは17270円まで回復しています。
しかし、「想定外」のシナリオが発生した時の下げに巻き込まれ、
「含み損」を持ったままイライラしても仕方ないですし、
さらに下で買うチャンスを失うのも面白くありませんので、
「儲け損ない」など一切気にせず、
「含み損」を持たないようにさっさと逃げることを、
私は過去すべてのトレードにおいて貫いている次第です。
ツイッタ―(何度も書いていますが、このブログの右欄に窓があります)
で昨日も「相場観」を申し上げているとおり、
暴落の中で「節目」となり、ターゲットになるであろう株価位置に、
(昨日は、17160円、17070円、17060円、17000円)
に先回り、先回りして買いを入れ、
確かに全ての「節目」でいったんは50~60円は反発しています。
しかし、相場が再下落してくれば、躊躇なく即座に撤退し、
「儲け損ない」よりも「逃げること」を優先しています。
昨日の買い玉をみればおわかりいただけるように、
半日も待てばみんな救済され、利益を得ていたはずでした。
ナイトセッションの高値17270円まで待てば、
相当な利益になったはずではありますし、
嵐が過ぎて17500円ラインの回復を待てば、
合計で千数百円幅を超える利益になったはずではあります。
しかし、損をしないことが「投資の要諦」であるという信念から、
何よりも「安心、安全、堅実」を優先した結果、
「含み損」を持たないよう、持たないようにしてきたのが、
これまでのトレードのすべてに貫かれている私のやり方です。
このやり方を積み上げて、昨年は資金61%増、今年は48%増。
私は一貫してこのやり方をブログやメルマガで貫いています。
大切なのは「儲けること」よりも「損をしないこと」だからです。
このことは非常に重要なので、具体的な手法等について再度、詳しく、
次号メルマガ(第76号:10月4日発行)に書く予定です。
相場の展望についてもまた、次号で整理して書く予定です。
昨日の日経平均暴落を欧米市場が引きずらなかったのをみても、
あの暴落が「黒幕」によってなされた、
ある種の「奇襲攻撃」だったことがわかりますが、
ひとたび、そうした「リスク・シナリオ」が発動されたことと、
日本政府の動きに異変がみられることで、
「10月相場」の見通しはかなり変化することも考えられます。
いずれにせよ、次号メルマガで詳しく分析する予定です。
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