(現在午前0時半。明朝はまた移動のため、今回もこの時間に)

前号メルマガ(第55号:5月10日発行)でお書きしたように、

基本的には上昇基調が維持されるはずであろうとは思います。

また、あのメルマガを発行した後にまた、

中国がまたしてもサプライズで「中華バズーカ」をぶっぱなしました。

前回は「中華バズーカ」による「中華マネー」が日本市場に押し寄せ、

折からの調整色を吹き飛ばす「神風」となって押し寄せました。

したがって、今週はかなり高いところから始まるかもしれませんので、

いずれにせよ、9時直前の寄り付き前の板を確認するのが楽しみです。

ただ、高く始まったところで上値を追いかけて買っていくのは、

やはり、危険な領域にきていることは間違いありません。

その理由をたっぷりと前号メルマガにお書きしておりますが、

今週もまた、「海外要因」に振り回される展開が続きそうです。

ギリシャ問題はいよいよタイムリミットが来ますが、

ドイツはやや突き放したような態度に出ています。

もし、クリアにデフォルトとなれば、相場を荒らす展開が考えられます。

また、中国の追加緩和(「中華バズーカ」)というのは、

基本的には、日本市場にとっても上昇要因ではありますが、

こう度重なってくると、「中国の内部で何が起きているのか?」と、

市場関係者の間に「不安心理」に広げることも考えられます。

中国の「景気減速」が懸念されるのも悪材料となりますが、

より深刻な懸念を持たれるのは、中国国内の政治的事情への「憶測」です。

「景気をなんとか保って、求心力を維持せざるを得ない何らかの事情が、

習政権中枢か周囲に発生しているのではないか」という「憶測」が広がれば、

むしろ、かえって大きな売り材料になることも考えられます。

古今東西、政治も、相場も、本当のところは常に不透明なものですが、

中国については全てが「竹のカーテン」の向こう側にありますので、

何がどうなっているか皆目「わからない」ところがあります。

(より正確に言えば、竹藪の隙間からちらちら見えてかえって混乱する)

そして、売り方というのは、「わからない」というところに付け込んで、

あらぬ噂や憶測を振りまいて不安心理を広げ、市場を荒らすものです。

市場は常に「駆け引き、騙し合い、出し抜き合い」ですので、

そうした「心理戦」がいつどんな形で始まるかは誰にもわかりません。

今は「日米欧中同時超緩和」という、人類史上最大最強の好環境下ですが、

すでに米国と日本の相場は危険なまでの高値に達してしまっている以上、

波乱が起きれば、「高値掴み」が死をも意味することになりかねません。

「上昇基調の継続」の流れにのって買いを入れる「順張り派」の方々は、

瞬時に相場の空気が変わる「変事」がいつでもあることを頭に入れ、

適切なリスク管理をなさるようお勧め申し上げる次第です。

古今東西、どんな政治・経済体制のもとにあったとしても、

「政界は一寸先が闇」

「相場は生き物」

であることには変わりはありません。

私は、といえば、すべてメルマガに書いたとおりです。

基本的には「様子見」ですが、「変事」はいつでも大歓迎。

必要とあればいつでも動くつもりで、今日以降の相場をみていきます。

詳しくはまた、メルマガで。

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