高値圏で交錯する「不安」と「上昇圧力」。
昨日の日経平均は反落。
株価位置はほぼ同じですが、
やや大きな値幅で下落して、
2万9千ラインを割り込みました。
外部環境、特に米国の経済に、
重大な不安が台頭しつつあり、
上値を取る意欲を削ぐことを、
前号メルマガ(第472号:5月7日)で、
詳しく分析しているところです。
もっとも、反落したとはいえ、
果てしなく崩落する状況には、
現時点でまだ至ってはいません。
米国はじめ海外の不安要素が、
まだ本格的に破裂はしておらず、
また、国内に政府と日銀の努力で、
上昇圧力が生み出されており、
暴落する展開にはなっていません。
無論、海外を中心に相場環境が、
本格的に悪化するようであれば、
なまじ高値圏にあるだけに、
強い売りが誘発しかねず、
注意を要する状況であるのは、
よく認識しておきたいところ。
刻一刻に変化する情勢の推移を、
しっかり見極めたい局面です。
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