「待てば海路の日和あり」。
あえて言えば昨日の下げを「日銀短観ショック」とでも言うのでしょうか。
週明けから「じつとこらえて」いたところ、朝から相場が動きました。
「相場は生き物」ですから、いつも突然に動きます。
寄り付きから強烈な下げで、25D移動平均線を割りました。
昨日のブログでちょっと触れていますが、このラインは要注意ポイントでした。
このまま、「下げトレンド」入りをする可能性もありますので、
私は、政府PKOの初動遅れもみて、「一気に行きそう」とつぶやいて売り参戦(19120円売)。
そのまま下げ続け、「ターゲット19000」を、一時、大きく割り込みましたが、
政府PKOが19000円を全力で防衛するのを警戒して、ターゲット手前で利確(19010円)。
「小刻みに利確」という当面の戦略は、前号メルマガ(第49号:3月29日発行)の通りです。
ツイッターでは、逐一、こうした「相場観」をつぶやいたうえで、
【売り方:ヘッジファンド】下げの仕掛けからターゲット(節目)達成でいったん満足。
【買い方:政府PKO】前日比1%の下げで防衛出動。とにもかくにも節目だけは守り切る。
(← どちらも「わかりやすく」て、セオリーどおりですね)
とつぶやいたように、昨日は「わかりやすい」展開でした。
その後、お昼過ぎからいったん大きく反発して前日比プラスまで浮上。
後場では25D移動平均線を挟んでの乱高下を繰り返した挙げ句、
引けにかけては再び売りに押されて、19000円近くで引けましたが、
ナイトセッションではふたたび19200円付近まで戻しています、
相変わらず「ヘンな相場」です。
私としては、勝手が違ってちょっと苦戦中。
先々週からの「売り目線」はピタリとはまってはいますが、
NY市場のせいで「日経平均2万円」という「政治的目標」の手前で失速したため、
クリアな形で売るタイミングがやってこなかったことが大きな理由のひとつです。
現在の相場は、PKOのせいでめちゃめちゃにおかしくなっていますから、
従来のように、「居心地のいい水準」を目安にして、
クリアに「ここから上(下)は安心、安全、堅実」と思い切って割り切れないぶん、
出動のタイミングは常に後手に回っていますし、
下がっても政府PKOによる反発を警戒し、小刻みで利益を積み重ねるしかありません。
ちなみに、この「小刻みで利確する」というのは、前号メルマガに書いたとおり。
これまでなら、高値圏から崩れるところを、「売り目線」で狙っているうちに、
ざっと数百円落ちる局面をとらえるのが「時鳥トレード」なのですが、
今回の「戦い」は政府PKOが邪魔をしてきますので、だいぶ勝手が違います。
今回も「2万円タッチ」からの反落なら、「1000円落ち」をとれる可能性もありましたが、
その前提が崩れてしまった以上、新条件下での最も適切な戦略をとるしかありません。
小刻みに利益を積むのはストレスが溜まりはしますが、これも「じつとこらえて」。
もっとも、米国雇用統計を前にして、19000円の攻防になりつつあります。
前号メルマガで雇用統計とその後のSQ波乱の可能性について触れていますが、
今週から来週にかけて、相場の様相が変わるように思います。
いずれにせよ「待てば海路の日和あり」で、「じつとこらえて」チャンスを待ちます。
私は「確実に勝てる」と思ったときしか勝負をしません。
ですので、今回はあまり動けず、
まだ、累計値幅160円分の利益しかとれてはいませんが、
少なくとも、「売り目線」のおかげで一切負けずにすんでおります。
私は、日経平均の2万円がみえてきたあたりから「売り目線」を宣言しておりますが、
実際、19000円を超えてから「買え、買え」と煽りはじめたメディアにのせられ、
痛手を負っている方々もいますので、これで正解ではありました。
相場において一番大切なことは、とにもかくにも「負けない」ことですので、
まだ、それほど利益が出ていなくても、これでいいのです。
なお、4月以降に大きな下げ要因がくるように思っております。
今後の戦い方についての詳しい内容は、また次号メルマガ(第50号:4月5日発行)で。
いずれにせよ、この後、もっと大きくクリアなチャンスがくるはずですし、
私自身は、早くも年間の利益「目標」を達成しそうですので、全く焦りません。
ところで。
アベノミクス開始からもう3年目になり、いよいよ「大台」も目前となりました。
また、2009年のリーマンショック以来の世界的な上昇局面も、もう5年目です。
時代の先の先を見据えている人々は、もう「次」を見据えて動きはじめており、
ちょっと意外な金融商品に投資がじわりと向かいつつあるという話を耳にしました。
「まさか」と思っていたのですが、例の憲法改正や大破綻時代の話を考えて、
「あー、なるほど」と私も納得した次第。
私としたことが気がつかなくて不覚でしたが、動いている人はもう動いているものです。
不透明感とリスクがありますので、別に皆様に「買え」とお勧めするわけではありませんが、
世界全体で資金がどういう方向に向かっているかを知っておくかは必須知識です。
また、こういう話は世間が本格的に注目する前に動かないと意味がないのですので、
次号メルマガ(第50号:4月5日発行)に詳しく書かせていただきます。
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