昨日の日経平均は急上昇。

前日比で一時、400円も上昇し、高値は19433.89円にまで達しました。

一昨日までのチャートをみる限り、下降トレンドしそうな雰囲気でありましたが、

特段、これといった理由もないのに、寄付から後場まで先物主導で上げ続けたのは、

やはり私としては、「ヘンな相場」というしかありません。

この4月中に「日経平均2万円タッチ」があるかないか、専門家の意見が分かれています。

私の見立ては単純です。

3月はじめから、株価位置はもう「あるべき水準」を大きく超えており、

本来、「ここにいてはならない」ところにいると考えています。

主な理由は、この無茶苦茶な政府PKOによる株価操作です。

したがって、

・政府PKOが一服する

・外部要因等で政府PKOを打ち負かす下げ圧力がくる

といった事情があれば、いったんは下げるのが健全であると考えています。

今週、一時、19000円を割る下げがあってだいぶアク抜けしましたが、

それでも今の株価はまだ「ここにいてはならない」レベルにいます。

無論、このまま市場の「集団心理」によって非合理的な上昇が誘発され、

一気に「バブル化」していく可能性も皆無ではありませんが、

それは、それほど高い確率でないだろうとは思っております。

それゆえ、私自身は「売り目線」でエントリーチャンスを探っている次第です。

ふたたび、十分すぎる高値圏での上昇を遂げた今日、

米国雇用統計の結果次第でNY市場に波乱があれば、ふたたびチャンスかもしれません。

雇用統計の数値は強すぎても、弱すぎても波乱を引き起こします。

今夜はNYの動きを注視です。

ところで、まだまだ、ブログやメルマガの読者が急増しています。

(ありがたいことに)私の「弟子」を名乗る方がどこかで宣伝してくださったり、

「胡散臭い」と思っていた方が、これまでの投稿をつぶさに読んで驚いたりと、

私の知らないところで「信用できる」という評価が広がっていると聞いています。

ちょっと面映ゆいような気もしますが、しかし、噂や期待が先行すると、

私としてはちょっと困ってしまうことにもなりかねませんので、

ここで、私が「相場観」の原則と、ポリシーを再確認させていただきます。

私は、巷の相場師のように、「上がる、下がる」の「当てもの」はしません。

「当てもの」で相場を張ると、いつか必ず身を滅ぼすと考えています。

百発百中の「当てもの」ができるすごい人が世界のどこかにいるのかもしれませんが、

世界中をくまなく探しても会えませんでしたし、少なくとも私にはできません。

私は予言者でも占い師でもありません。

また、シグナル配信業者でもありません

それゆえ、「予測」に基づいてのトレードは一切しませんし、勧めもしません。

私にできることはただひとつ。「今の株価は正常か、異常か」を判定するだけです。

基本的にその判定には、随時算出する「居心地のいい水準」を使いますが、

これまで、これが非常に正確であったことが、私のメルマガ人気の秘密でしょう。

そして、「異常」な株価位置にいけば、遅かれ早かれそれを修正する動きがあります。

「異常値」を「正常値」に「正す」働きが、いつ来るのかを断言するのは不可能ですが、

しかし、それはいつか必ず来ます。それゆえ、ただ、その時を待ち続けるのです。

「正す」働きはたいていの場合、

・外部要因を中心にする相場環境の変化

・政策の切れ目

・ターゲットの達成

などがきっかけとなることが多く、

また、「天井圏からの下落」「底値圏からの反発」には特有のサインがあります。

こうした「転機」をじっと待ち続けるのが、私の「時鳥トレード」です。

メルマガでは今の株価位置が「正常」か「異常」なのか判断した上で、

「異常」であれば私自身が「出動準備」に入ることを宣言します。

内外の政治経済情報をもとに、起こり得る「転機」の可能性をいくつか指摘し、

それらにみあった複数の出動シナリオを公開します。

そして、条件にあてはまれば、淡々と、自分で書いたとおりにやるだけです。

「この株が上がる」「いま、買え(売れ)」といった指示をくれるような、

通常の予想屋やシグナル配信業者の方々とは、ずいぶん流儀が異なります。

私が、勝負をかけるのは相場全体が「異常値」に達した時か、

あるいは、突発的事情で相場環境が急変した時に限られますので、

年に数回しか動かない、ある意味「退屈」なトレード・スタイルに徹しておりますが、

別に年がら年じゅう、おもしろいことを言ってメルマガの部数を増やすのが目的でもなく、

まして、「買え」とか「売れ」とか煽って手数料を稼ぐことが目的でもありませんので、

「退屈」と言われようと、「マンネリ」と言われようと、私はこれでいきます。

現実問題としても、しょっちゅう売買する方より、パフォーマンスはいいです。

また、私としては、別に自分の投資流儀を広めるつもりもさらさらありません。

読者の方々にはそれぞれの投資スタイルがあって当然ですので、

私のコンセプトをしっかりご理解いただいた皆様が、

それぞれの投資法で利益を積み重ねる際に、

私がメルマガ等でご提供する「相場観」を参考にしていただけばいいだけの話です。

というのも、株であれ、先物であれ、どういう投資法でやるにしても、

「今現在の株価位置は正常か?異常か?」という視点は絶対必要条件ですし、

「この先、どんな転機があり得るのか?」という知識のあるのとないのでは、

危険の予測度、リスクヘッジの仕方、チャンスの掴み方などが、

天と地ほどに違ってくるからです。

そんなわけで、読者の皆様は「転ばぬ先の杖」「投資戦略策定の材料」として、

私のメルマガを有効活用されているようですので、メルマガ発行以来、

これまでずっと読者が増え続けていることが私の「悩み(?)」です。

当初、ブログ読者の方々の熱い要望に応えて、短い期間やるつもりで開始したはずが、

私を頼りにされる読者がどんどん増えていき、しかもやめる方が極めて少ないため、

正直、いつまで続けるべきかを考えてはおりますが、

確かに極めて正確な「株価位置が正常か異常かの判断」や、

「相場に直結する政治・経済の情報提供、情報分析」と、

それらをもとにした「相場観」「投資戦略」「出動シナリオ」を、

これほど低額の購読料で提供する人もいませんので、やれる限りはやろうと思い、

記念すべき第50号(4月5日発行)の執筆にとりかかっているという次第です。

私は、すでに「同志」ともいえる熱心な読者の方々のために、

毎朝、毎夜、寝る時間を削って「お手紙」を書くつもりで、

こうして毎日のブログ・エントリーを一生懸命にやっていますが、

これは情報や情報分析、相場観をタイムリーにご提供するためのものです。

別に新しい訪問者を煽って、メルマガの読者を増やすためのものではありませんし、

あの購読料では、私は自分の労力にみあった対価をいただけていませんから、

私自身は読者がどんどん増えていくことへのメリットを感じてはいません。

私としては、あり得ないくらい破格の購読料で膨大な情報を提供しているのに、

「期待と違った」「インチキ内容で情報料をとる」と言われるのも心外ですので、

メルマガに関してとりたてて積極的な勧誘、広告、宣伝をするつもりはありませんし、

運営会社のほうにもそうお願いしております。

「参考になる」と思う方のみ、購読をお申込みになればよいのではないでしょうか。

ただ、別に私のメルマガをとっていただく必要はありませんが、

マスメディアやネットなどのタダ情報だけで勝てるほど相場は甘くありません。

本当に利益につながるような情報には対価がかかるのは当たり前ですから、

数万円、10数万円の「情報料」をとる業者さんがいることを、

私はちっとも非難するつもりはなく、むしろ、当然だとも思っています。

私自身も、内外の書籍や雑誌の購入だけでも最低数十万円は費やしていますし、

キーパーソンからナマ情報をとるための経費を含めると数百万円に及びます。

そのなかで「一般に公表できない」ような情報をメルマガに書いている次第ですが、

誰がどう考えても3300円で手に入るような内容ではないことはご理解ください。

繰り返しますが、別に私のメルマガをおとりいただく必要はございませんが、

投資をなさる皆様は、必ず適切な情報武装、知識武装、リスクヘッジをなさるよう、

それだけは、強く、強く、お勧め申し上げる次第です。

ところで。

「一般に公表できない」内容のうち、またひとつが「発火」しています。

今年になってふたたび「政治とカネ」の問題がメディアを騒がせ、国会を停めた際、

自民党からスキャンダルが飛び出す背景と、その追及に失敗した民主党の内情を、

私は一連のメルマガで書いてきました。

こうした「スキャンダル」を甘くみるなかれ。

たいていの場合、その背景に壮絶な権力闘争があります。

そして、「瓢箪から駒」で政局に発展する可能性があることは、

古くからの読者の皆様はすでに十分にご認識されていることでしょう。

実はここ数日話題になっている、維新の某女性議員のスキャンダルは、

読者の皆様はお気づきのように私がメルマガ第48号(3月22日発行)で、

「路チュー事件を上回るインパクト」として書いたアレです。

私は与党系の関係者から、早い段階でこの情報を得ていたのですが、

実のところ、この問題はいったんお蔵入りになりかけてはいました。

しかし、この時期に絶妙な形で「発火」したのは、

当然ながらその背景に、ある「政治的意図」があります。

その意味で、これをアタマが●●な女性議員の破廉恥スキャンダルと侮るなかれ。

(無論、この女性議員は最初から最後までただの駒(コマ)に過ぎませんが…)

この背後には、5月以降の政権運営と、将来の政権枠組みをめぐるさや当てがあり、

事と次第によっては、今後の安倍政権の政策オプションが大きく変わりかねません。

当然、今後も相場展開にも大きな影響のある話です。

私は「大阪都構想」を評価も批判もいたしませんが、

その成否には、日本の政治史を変えるインパクトがあるのは事実です。

ともあれ、いろいろと繊細微妙で「ヤバい」内容が含まれていますので、

この話の続きはまた、週末のメルマガ(第50号:4月5日発行)で。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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