「じつとこらえてゆくのが修行である」。
19000円台なかばを挟んでの乱高下が続いています。
昨日の日経平均は、NY市場の回復を受けて寄り付きから高く始まりましたが、
その後、一貫して先物主導で下げ続ける形になりました。
後場の始まりで、PKOとみられる強い買いが入りましたが、
その効果も一瞬にしてかき消され、終わってみれば大幅安。
3月23日の高値19778.60円からじわりじわりと上値が切り下がっています。
NY市場の大幅上昇につられて上昇し、政府PKOも確かに出動したのに、
先物主導の売りに叩き潰されるというのは、潮目が変わる兆候かもしれません。
もっとも、昨日の売りのかなりの部分が年度末の利益確定だったようですし、
まだ、25D移動平均線を割ったわけではありませんので、
明快に下げトレンドになったとも断言できず、したがって私はまだ様子見です。
日足チャートの形や、メルマガに書いた「年金選好銘柄」の値動きを見る限り、
やはりまだ、「売り目線」継続で正解だろうとは思っていますが、
週末にかけて大きな変動要因が控えているだけに、見極めが大切だと思っております。
こういう時、私は山本五十六元帥の言葉をつぶやきます。
「苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。 」
よくわからないときは、「じつとこらえてゆく」しかありません。
そもそも、人生、「じつとこらえてゆく」ことばかり。
むしろ、「じつとこらえ」た絶対量で、成功の多寡が決まると言ってよいほどです。
世の中は理不尽と不条理のカタマリです。
一方的に濡れ衣を着せられて、10年、20年と「じつとこらえ」る人もいます。
出自や職業を理由に排除されたり、蔑まれたりすることはまだあります。
権力闘争に敗れ、左遷されて、捲土重来の望みもなく晴耕雨読で過ごす時期もあれば、
ほぼ掌中にしていた利益がするりと消えて、がっかりすることもしょっちゅう。
でも、それが人生です。
思い通りにならないことを、「じつとこらえ」た期間だけ、人物が磨かれ器が大きくなり、
やがて時が満ちて、逆風が順風に変わったら、大輪の花を咲かすことができます。
相場も同じです。
明日の株価がどちらの方向に行くのかわからず、「儲け損ない」が気になりながらも、
じつとこらえて待っているその時間の間に、見えない世界で「利益の素(もと)」が、
じわりじわりと大きく貯まっていくのだと思うしかありません。
「急いては事をし損じる」
「売るべし 買うべし 休むべし」
ここはひとまず、じつとこらえて参ろうと思います。
足元の相場は、説明のできない乱高下に荒らされていますが、
しかるべき時期に大きな変動に移行するはずです。
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