ギリシャが暴れています。

おかげで欧州市場は反落、米国も冴えません。

それなのに、なぜか、日経先物はナイトセッションで大きく上昇しています。

どうやら、SQ週独特の仕掛けが来たようです。

なにしろ、他に上げる材料はありません。

外部要因だけでなく、国内要因を点検してみても、

通常国会での「玉」は出尽くし、EPSもじわりと後退。

本来なら、17000円近辺を目指して下げていく局面です。

しかし、週の初めの下落局面で、公的資金が17600円台で強固に防衛したことで、

ヘッジファンドも「下がらない」とみたようです。

今回のSQは上方向へに仕掛けてきたようです。

もっとも、返す返すも残念なのはギリシャ問題です。

彼らさえ大人しくしてくれていたならば、すでに「上の異常値」に近接していたはず。

今日から明日の朝にかけて私が出動するゾーンに達するかどうかは、やや微妙です。

「悪材料を内包したまま、思惑だけで上昇する」というのは理想的な展開ですので、

十分な株価位置まで達すれば出動するつもりです。さて、どうなるか。

先物市場の動きなど、時分個人の力でコントロールできるものではありませんので、

こんなことで感情を乱し、やきもきしても仕方ありません。

思ったとおりの水準に達すれば動く、達しなければ見送ります。

淡々と、粛々とやるのみです。

(メルマガ読者の方へ:日経平均EPSが1110円くらいに下がってますので、

前号メルマガでの「水準」は100~200円程度、下にスライドしています)

ところで。

私は、ここ数日、今後のシナリオに狂いがないかどうか、

いろいろと情報を収集し、「本当のプロ」たちと意見を交換しています。

私が「アベノミクスはまだ終わっていない」と断言し続け、

春先から年央にかけての「上昇の可能性」に言及してきたことは、

メルマガ読者の方々は、その「根拠」ともどもよくご存じのことと思います。

その「根拠」について、微妙な変化の兆しがあることを私は気にしています。

昨日も、誰でも知ってるある巨大金融機関の運用責任者の友人と飲みましたが、

「上値の可能性」については、私とほぼ意見が一致しました。

彼と私の算出根拠は異なりますが、「●円までの上昇は可能」との結論は一致。

(この点、彼の所属機関が出している見解と、彼の見立ては異なっています。

アナリストとトレーダーは数値を算出する「目的」が違いますのでご注意を)

問題は、「本当にそこまで達するか」という点と、「達したらどうなるか」の点です。

「本当にそこまで達するか」という点に関しては、

ギリシャや中国など、日本政府のコントロール外の要因が非常に大きく、

年明けから発生している一連の出来事が日経平均の上値を抑えています。

「達したらどうなるか」という点は、ひとえに安倍政権の「意思」にかかっています。

安倍政権はその「悲願」に向かって、一歩づつ戦略的に進んでいますが、

その過程において、いつまで、また、どこまで「株高」を重視するかによって、

(特に、今年後半以降の)日経平均の動きが決まってきます。

友人は、「想像を超えたレベルの官製相場だよ」と苦笑していますが、

合理的な株価形成プロセスをほとんど無視した「市場操縦」が継続しています。

それゆえに、多くのプロも苦戦しており、彼は「今年は難しい」とぼやきます。

もっとも、同様の「官製相場」は、うんと昔にもありました。

日中戦争勃発から第2次大戦終結まで、政府が株を買い支えたことです。

結局、敗戦を契機に、無理に無理を重ねた相場は大崩壊してしまったのですが、

今回の「官製相場」はいつまで続き、いつまでもつのか。

もっとも、いくらプロやアナリストが苦戦しても、「時鳥トレード」は全勝です。

上がろうが、下がろうが要するに「勝つ」ことができればいいのですから、

「官製相場」だろうが何だろうが関係ありません。

次号メルマガ(第43号:2月15日発行)でも、

考えられるシナリオを再点検して、常に「勝つ」方法を分析しますのでお楽しみに。

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