「その橋」を渡るのか、渡らないか。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均の高値は16938.96円。
一週間にわたる「16600円台近辺の攻防」を勝ち抜き、
日経平均はようやく「強気相場」入り・・・
と思いきや、ナイトにかけてまたもや値を戻し、
現時点でまたもや16600円台。
再びの「16600円台近辺の攻防」となっています。
前号メルマガ(第117号:7月17日)に書いたとおり、
この位置こそが私の見立てる「ほぼど真ん中」です。
強気でもなく、弱気でもなく、
ニュートラルな株価位置といえるからこそ、
先週からずっと私が「16600円台近辺」にこだわり、
このあたりでの攻防となりやすいと述べてきました。
来週、日米で大きなイベントが控えています。
特に日本では人類史上初の壮大な実験に、
安倍政権が踏み切るのではないかと、
まことしやかに世界中で語られ、注目されています。
安倍総理が「その橋」を渡るのか、渡らないかで、
天と地ほどの差が出てくるわけであり、
その決断がどうなるかは蓋を開けるまでわからない以上、
強気になるのも、弱気に傾くのもリスクがあります。
投資家が、いったん、ポジションを解き、
ニュートラルな位置まで戻すならば、
株価位置は「ど真ん中」を目指します。
ゆえに、ずっと「16600円台近辺」と、
ほぼどんぴしゃりでこの位置を指定してきた次第です。
お芝居のドラマはめまぐるしいスピードで進んでいます。
参院選の直後からあまりにも多くのことが起こり過ぎ、
メディア報道が政治・経済の実態を追い切れていません。
以前、「7月は7月で大きなドラマがありそう」と、
このブログで私が書いたのをご記憶かと思いますが、
海外でも国内でも、また、表面でも水面下でも、
政治・経済の分野で想像を超える事態が進行中であり、
相場もそうしたドラマに振り回されています。
ざっとポイントを挙げるだけでもまず、
1)安倍総理が「その橋」を渡るのか、渡らないのか
という人類史と経済学の常識を変えかねず、
端的に相場を上下させるであろう駆け引きドラマの他、
2)2年間の「安倍カレンダー」を踏まえた与党内の流動化
や、
3)分裂含みになりかねないこの秋からの野党内の流動化
といったこの国の未来を左右する「政局」話も活発化しており、
激動だった昨年や一昨年ですら、生易しく感じるほどです。
いよいよ安倍政権もアベノミクスも、
本当の意味でのクライマックスに差し掛かるのかもしれず、
投資家としても、永田町の住人としても、
この国の中枢で、今、起こりつつあることを、
相当な緊迫感をもってウォッチしている次第です。
次号メルマガ(第118号:7月24日)ではこれらのことを、
まとめてしっかりと書くつもりです。
また、総理が「その橋」を渡るにせよ、渡らないにせよ、
「万一の場合」の「大悲劇」についても、
そろそろ本格的に考えるべき時期が近づいていると思います。
今年前半にかけて「金(ゴールド)」買いのタイミングは、
どなたもが認めるようにドンピシャだったわけですが、
昨年末から「冬ごもり」に入っている私としては、
この株価乱高下の時期は、そうした機会を待ち、
ピタリととらえることに専念しています。
今、「動乱期」らしい安全資産の仕込み方について、
いくつかプランと戦略があり(以前にも触れた話ですが)、
これについても次号メルマガで書くつもりです。
次号メルマガも、ちょっと盛りだくさんですね。
お楽しみに。
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