「荒れぬなら 荒れるまで待つ 時鳥」
大発会の日経平均は42円安。
寄り付きから大きく売り込まれたものの、後場には値を戻しました。
外的要因を中心に「不安」が重くのしかかってはいますが、
第3次安倍政権が出す「玉」への「期待」は根強く、
東証の売買代金も2兆円に迫り、さほど薄い商いではありません。
「期待」と「不安」が拮抗して、上にも下にもいかないといったところでしょうか。
メルマガ読者の方は、選挙後の株価が私の指摘した「水準」「ど真ん中」を中心に、
非常に狭い値幅のなかを上下していることがおわかりいただけるでしょう。
ただ、どっちに行くかわからない状況でのポジション取りは「丁半博打」です。
この株価位置にいる限り、異常でもなんでもありませんから、
「時鳥トレード」としては、まったく動くべき時ではありません。
ただ、どちらに動くかというと、直近の状況はやや「不安」が勝っています。
昨日のブログでは、
「直近の相場を見る限り、昨年末の高値で日経平均はダブルトップの可能性があり、
米国の利上げ観測や、中国バブル崩壊、欧州危機への警戒とあいまって、
ちょっとすぐれない状況が続くかもしれません」
と書きましたが、メルマガで指摘した「水準」の「弱気相場」に向かうならば、
遠からず買いのチャンスがやってくるはずです。
(逆に上げたら、売りの機会を掴めばいいだけです)
私がやることは、そのチャンスを淡々と待つこと。
相場の要諦は、「欲と恐怖」の感情をいかに取り去るかということです。
常にポジションをとってないと心が乱れる「ポジポジ病」は死への早道。
個人投資家の最大の武器は「ノルマがないこと」なのですから、
「ここなら負けない」というポイントが来るまで待てばいいのです。
腹の底にコツンとこないときは、何か月でも何年でも待つ肚ができれば、
相場の世界で長生きし、結局、大きな富を掴むことができます。
といっても、そんなに長く待つことにはならないと思います。
いつの世も、相場はしばらく落ち着いた後は大きな動きがあるものです。
今、欲にかられて確信もないのにポジションをとれば、
その時に、恐怖にかられて大損をすることになりかねません。
大丈夫です。
遠からず、相場は荒れます。
「荒れぬなら 荒れるまで待つ 時鳥」です。
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