あけましておめでとうございます。

「ひつじ辛抱」と呼ばれるひつじ年は、下落か膠着かになりやすいとされています。

さて、今年はいったいどんな年になるのでしょうか。

忘れてはならないのは、今年は歴史を動かす大きな「力」が働きそうということです。

戦後70年の節目の年、安倍政権は「戦後」を終わらせようとしています。

「経済内閣」の装いをしてきた安倍政権の本質は、「改憲・安全保障内閣」です。

その「本質」が理解できれば、今年の相場を動かす「力」が見えてきます。

昨年の相場には翻弄され、資産を失った方も多かったようですが、

全ての政策は「解散・総選挙の勝利」という一本の筋に貫かれており、

これを理解できていた人は、売り、買い、どちらの目線でも勝っていたはずです。

世界経済は米国を中心に強い回復基調にあるものの、

中、露、欧、中東と、様々な流動化要因に満ちています。

上げたり、下げたりで押し寄せてくる世界の大波のなかで、

政治日程をにらみながら安倍政権がどんな経済政策を打ち、

「岸・安倍王朝」の3代にわたる悲願を達成すようとするかが、

今年の「テーマ」であり、「本質」だといえるでしょう。

直近の相場を見る限り、昨年末の高値で日経平均はダブルトップの可能性があり、

米国の利上げ観測や、中国バブル崩壊、欧州危機への警戒とあいまって、

ちょっとすぐれない状況が続くかもしれませんが、

安倍政権が悲願を達成するには、どこかの段階でそれを跳ね返す必要があります。

その政府と市場の「駆け引き」のさなかに、私たちのチャンスがあると考えています。

詳しい「見立て」と、相場に向かう際の「心構え」は、

前号メルマガ(37号:1月4日発行)に詳しく書きました。

本年も、「天の時」を告げる「時鳥」となり、

読者の皆様の羅針盤のひとつとなることを目指してまいります。

どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

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