日本「バブル」の成否と乱気流、政策転換。
昨日の日経平均は続落。
米国の追加「利上げ」など、
外部要因の変化を警戒して、
買いの勢いが止まっており、
また激変するロシア情勢などを、
見極めようという心理もあり、
先週から下落が続いています。
無論、まだまだ株価位置は高く、
再度の上昇に転じるようならば、
バブルが生成される可能性も、
否定できないところでありますが、
バブルにまで至るためには、
一定の条件が必要であることは、
前号メルマガ(第479号:6月25日)で、
詳しく指摘している通りです。
米国、欧州、中国、ロシアと、
世界の大国の経済や政治が、
右に左に揺れ動くなかで、
日本経済の未来の明るさに、
世界が注目しているわけですが、
日本の躍進に水を差すような、
巨大な乱気流が発生するなら、
バブルどころではないことも、
自明の話であるといえます。
また、国内の経済政策にも、
「引き締め」方向への転換が、
すでに検討されていることも、
市場の懸念点であるといえます。
日本市場に資金が流入する、
歴史的な現象が起きていますが、
当面、これがいつまで続くのか、
環境要因、政治要因に左右され、
不意の変化もあり得ることを、
きちんと念頭に置いた上で、
相場に臨んでいきたい局面です。
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