昨日の日経平均は午前10時の「防衛出動」と思われる買いで戻しました。

ヘッジファンドも相当懲りていますので、政府が「本気モード」を示せば、

やはり警戒して売りを手控えてくるものでしょう。

私が今回は売りを入れず、様子見とした理由のひとつはこれでもあります。

「官製相場」「市場操縦相場」ですから、政府の胸先三寸で大きく動きます。

昨日のブログでも申し上げたように、政府とヘッジファンドという、

巨大プレーヤーがガチンコで駆け引き、騙し合い、出し抜き合いを演じています。

あたかも、「神と巨人の殴り合い」のような状況であり、

明日の株価を「予測」するのは世界中の誰にも不可能です。

「予測」にのってのトレードがいかに危険か、あらためて実感します。

昨夜のNY市場も大きく戻しましたので、今日は17000円の攻防でしょうか。

ただし、戻したといっても、一気に18000円を回復するかどうかは不透明。

一応、「期待」できる要素として、第3次安倍政権の出す「玉」があります。

24日に発足する第3次政権が繰り出す予算の内容は、

思っていたよりも未来に希望の持てるものになりそうです。

(ただし、有権者との約束?は裏切りそうですが)

このことについては次号メルマガ(第35号:12月21日発行)で詳しく書きます。

しかし、今、気になるのはやはり外部要因です。

「逆オイルショック」が勃発し、ロシアが存亡の危機に瀕しています。

過去のメルマガで何度か書いた、英米による「プーチン追い落とし工作」は、

意外な形で大きく成功しつつあります。

ただ、この原油安が長期化、泥沼化すれば、他の産油国も干上がります。

原油安が世界に大乱をもたらすシナリオは、過去にメルマガにも何度か書きましたが、

今は米英と協調してロシアを締め上げるほうに回っているサウジが、

どこかで悲鳴を上げるような展開になってきたら、本当に要注意です。

(この話については、またメルマガに書きます。)

目先、17000円の攻防に勝利して再上昇できるかどうかは、

日本政府には解決できない外部要因によるところが大ですので、

「政府の玉が出てくる」といって簡単に乗っかるのは怖いものがあります。

したがって、私はやはり、当面は様子見でいきます。

それにしても、相場というのは恐ろしいものです。

先週の月曜日には18000円にタッチしましたが、

総選挙を挟んで一週間やそこらで16400円台まで下落しました(ナイトセッション)。

先週、「与党勝利で23000円へ」という「予測」を、

大々的に掲げていた自称「プロ」がいましたが、

こういう人に乗せられて大損をする方のことを考えると、

気持ちが暗くなってしまいます。

やはり、誰のものであっても「予測」を信じては絶対にダメ。

明日の株価がどうなるかは、総理大臣にも日銀総裁にもわかりっこないのです。

少なくとも、「あるべき株価位置は?」と自問し続け、

納得できる根拠が得られない限り投資するべきではありません。

一番ダメなのは、「プロ」の予測を信じて相場を張ることです。

その「プロ」達が誰からお金をもらっているかを考えるべきです。

証券会社、政府系シンクタンク、御用学者など、

特定の筋からお金をもらっている方々の「予測」は、

決してあなたを豊かにすることを目的としたものではありません。

あくまで、「上」の顔色をうかがう「ポジション・トーク」です。

そんなに「予測」が当たるのであれば、人様に吹聴したりせず、

自分でリスクをとってトレードをし、豊かになったほうがよほどいいはずです。

実際、いわゆる「アナリスト」の方で相場に勝ってる人を滅多に見ません。

皆様は、こういう現実をしっかりわかった上で、

「情報のひとつ」として参考程度に留めておくことが肝要だと思います。

「では、お前はどうなんだ?」という声が聞こえてきそうです。

毎日のブログ、毎週のメルマガは何のために書いているか、という質問です。

本音を言えば、私も「人様に吹聴」などせず、

自分でこっそりトレードして利益を出したほうがよほど気が楽です。

特に、エントリーの条件に合わないときは、

何週間でも何か月でも相場から遠ざかり、もっと別のことに集中したいです。

しかし、件の自称「プロ」に騙されて資金を失う人が多くおられるのを見て、

「これではいけない」と義憤にかられてブログを始めてしまい、

読者の皆様の熱烈な希望をにお応えしてメルマガを発行してしまった手前、

なかなか引くに引けなくなったというのが現実です(苦笑)。

しかし、一般の方々が、これまで見たことも聞いたこともないような「情報」と、

目から鱗が落ちるような「考え方」をご紹介することで、

読者の方々は投資についての「世界観」が一変したと聞いて安堵しています。

そして、私自身が連勝記録を更新するより嬉しいこともあります。

これまで私の提唱したエントリー・ポイントで、

読者の皆様に損をさせたことは一度もないということです。

私のメルマガ読者の方々は、本当に「元手ゼロ」から出発し、

数か月で数十万円を作ることに成功した方が大勢おられます。

そのためか、読者の継続率が9割を超え続け(脅威の記録だそうです)、

私としても、さらに引くに引けなくなっている悩みはありますが、

この調子で「時鳥流」の「相場観」を身につけた方々が大勢出てくると、

やがていつか「私の夢」が叶うかもしれないと思ってワクワクします。

私とて、いずれ、ブログもメルマガも続けられなくなる日が必ず来ますから、

ひとりでも多くの方に、本物の「相場観」をお伝えしたいと思って、

今は毎日のブログ、毎週のメルマガを書いている次第です。

そうそう。

落ち着いてきたので、次号メルマガ(第35号:12月21日発行)から、

「居心地のいい水準」についての分析を再開いたします。

私が算出する「居心地のいい水準」の尺度は、

これまで怖いくらい正確に当たってきました。

しかし、読者の方々はご存じのように、

私のいう「水準」は、きわめてシンプルな考え方から導かれた尺度です。

“Simple is best.”

投資においては、世界中の本当のプロが必ず押さえるポイントがあります。

その「勘所」がわかっていれば、件の自称「プロ」が打ち上げる、

「与党勝利で23000円へ」といった突飛な「ポジション・トーク」に、

惑わされてお金を失う心配はなくなるはずです。

年末から来年にかけての「相場観」を養うためにも、

是非、ご参考にしていただければ幸いです。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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