おはようございます。

NYダウが大幅続落しました。

上げ続ける相場はありませんから、

そろそろ調整が入っておかしくはないのですが、

たくさんの人が「Sell in May」を狙っているところで、

こうやってストンと落ちると今後が気になってしまいます。

このところの日経平均は、

14000円台前半の極めて狭い範囲でのレンジですが、

それは、年初からの「下落要因」である、

1)消費増税にともなう重し

2)中国失速懸念にともなう重し

の2つと、

これに対抗する、

①米国株高

②追加緩和「期待」

③成長戦略「期待」

の3つの「上昇エネルギー」との

「奇妙な均衡」がもたらすものです。

そろそろ③の「成長戦略」の玉が出始め、

5月30日の日銀会合に向けて②の追加緩和期待が

またぞろ台頭しはじめてもいい頃ですが、

①の米国株高に異変があれば期待もしぼみます。

実際、今日の日本市場はまた、

「居心地のいい水準」の下限付近を目指すことでしょう。

昨日の安倍首相の会見で、

集団的自衛権の行使容認に向けて動き出しましたが、

法制懇の内容がかなりショッキングだったことに、

与党内でも衝撃が走っており、

世論の反応次第では政局がらみに発展しない兆候が

ないわけではありません。

経済政策の先行きに「不透明さ」が出てきたら、

株式市場は相当に荒れます。

「火遊びもほどほどに」というのは財務官僚の苦言ですが、

政治的リスクをとり、戦後最大のタブーに手をつけた安倍首相が、

いったいどんな代償を払うことになるのかは見極めが必要です。

もっとも、政治的な苦境に陥ることになれば、

政権としては、派手に株価を上げてみせる「必要性」が出てきます。

そのための「秘策」(奇策)もいくつか流れてきました。

(今週末のメルマガ第4号で書きます)

暴落局面があっても、

9月までには挽回しなければならないという、

政治的なデッドラインが決まっていることは、

私たち一般投資家にとってはやりやすい相場であるともいえます。

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