「夏休み」の過ごし方
昨日の日経平均は高値での膠着状態でした。
高値15392.02円、安値15287.93円と、その差はわずか100円あまりです。
「グローバル・リスク」がくすぶり、上に行きづらい反面、
下に行けば年金資金などのPKOが入ってきますから、
多くのプレーヤーは「仕掛けづらい」と思っているようです。
実は現在、私もある海外のリゾート地にいるのですが、
欧米人の家族連れをたくさんみます。
彼らのバカンスは、日本人のようにホテルを数泊づつ泊まり歩くのではなく、
コンドミニアムや別荘に生活の拠点を構え、数週間単位でゆっくりするのが主流です。
海外投資家の多くがこうしてバカンスをとりはじめていますので、
本腰を入れて売りを仕掛けてくることも、逆に長期スパンの買いを入れてくることも、
当面の間はあまり考えづらくなっています。
したがって、国内年金資金などのPKOで15500円手前まで上昇するものの、
そこから先は誰も売りも買いもしないというこの膠着状態になってしまっています。
私はそれゆえ、7月中に15500円を超えた上昇が発生すれば、
「安心、安全、堅実」なチャンスになるとメルマガで繰り返し申し上げてきたのですが、
外部要因で2度にわたりずっこけてしまったため、待機状態が続いています。
私には、確固たる材料もないのにこの水準から買っていく勇気はこれぽっちもありませんから、
もう一度、15500円トライがあり、高値圏で売るチャンスがくるのをひたすら待っていますが、
メルマガで申し上げたように、8月になると相場環境をめぐる状況はガラリと変わりますから、
7月のこの待機状態はそろそろ終わりに近づいています。
もしかしたら8月に相場が大きく上昇し、
今、買わなかったことで「儲け損ない」になるかもしれませんが、それはそれで結構なことです。
相場において「機会損失」という言葉に支配されたら最後、必ず破滅に向かいます。
最新のファイナンス理論の結論は、「未来は誰にもわからない」というものですが、
「ここから上がる」かどうかは確率の問題でしかありません。
全ての「予測」は、必ず外れる確率が内包されている以上、
「予測」に乗るということは、「必ず損をする」という未来をそのまま暗示することに他なりません。
「予測」が外れたときに冷静に損切りし、何事もなかったかのようにまたトレードできるなら、
その都度、その都度、「予測」に基づく仮説検証型のエントリーを繰り返して結構ですが、
人間、一回負けると「熱くなって」しまって、冷静なトレードができなくなるものです。
そのため、ついつい「欲と恐怖の増幅装置」という相場の魔力にはまり、
知らず知らずのために、自分を滅ぼす行動をしてしまいます。
だからこそ、時鳥トレードは、徹底的に感情の要素を排して「株価位置」だけに注目し、
「上がりすぎたものは下がり、下がりすぎたものは上がる」という、
単純な「真理」にだけ依拠しています。
ともあれ、「居心地のいい水準」のど真ん中にいる今、
上がるか下がるか、確固たる根拠は全くありませんので、動きようもありません。
7月の出動は見送りの公算が高まってきました。
といっても、この7月、メルマガ読者の方々はコツコツと大きな利益を積み上げておられるようです。
こういう膠着状態は、「日経平均先物の秘密エントリー・ポイント」にとっては、
ある意味で理想的な展開だからです。
投資戦略とは、その都度、その都度、何が最適かが変化します。
思惑で大きく相場を振り回すプレーヤーがいない時は、「特典2」で指摘した「日経225の特性」が、
非常に素直にあらわれてくるからです。
「特典2」は、日経225の値動きにある「特有のクセ」を利用したもので、
ごくわずかな値幅ではありますが、相場さえ荒れなければ「安心、安全、堅実」に勝てます。
そして、そういうチャンスが週に何回も来るのです。
小幅な利益でも、100回、200回と勝つうちに、「複利の力」で大変な金額に膨らみますから、
「負けさえしなければ」、誰でもやがて億万長者になれます。
相場全体が「夏休み」に入ってしまい、皆が動きようもないと思っている今だからこそ、
コツコツと大きな利益を積み上げ、次世代につなげる大きな富を掴んでいただきたいと、
心の底から願う次第です。
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