NY市場が完全復活です。

夏休みが終わり、S&P500は最高値を更新しました。

地政学リスクが後退し、金価格も下落し、株高の条件が揃いつつあります。

(出来高はまだあまりないようですが)

昨日の日経平均は9連騰になり、終値も15500円を超えました。

今日の寄り付きも高く始まるでしょうが、高値圏にあることが気になりますし、

ジャクソンホール演説を前にした「思惑」の上げ下げが警戒されますが、

いよいよ7月31日高値15759.66円が射程圏内に入ってきたようです。

やはり、今月中(来週?)にこれを達成する可能性は十分にあります。

もっとも、お盆明けの上昇はほとんどNY市場につられてのもの。

売買代金は1兆7851億円とまだまだ低調のまま。

高値15,601.99円と安値15,525.78円の差は76.21円ですから、

ここしばらく、朝の寄り付きでどんと上げて、

日中は非常に狭いレンジでほとんど動かない状況が続いています。

結局、皆、NYを見ているからです。

アベノミクスは徹頭徹尾、「政策相場」であり、

政府による「玉」の一斉放出で株価を上昇させてきましたが、

それらが成功してきたのは全て、「幸運な外部要因」に助けられてのことです。

とりわけ、歴史的な回復期にある米国QE政策の恩恵で、

世界経済全体が底上げするように上昇してきたという「追い風」を受けてのことです。

これがなければ、アベノミクスの三本の矢は全て「不発」だったはずです。

実際、昨年、5月の大暴落のきっかけは、バーナンキFRB議長(当時)による、

QE政策の出口を匂わす発言でしたし、

大暴落以後、日経平均がレンジを抜けてふたたび高値をとりに行ったのは、

11月のイエレン新議長による議会証言で、ハト派路線の継続を確認したからです。

もし、イエレン議長ではなく、ローレンス・サマーズが議長に就任していたら、

昨年末の「イエレン・ラリー」はなかったでしょうし、その後のBIITS危機もあって、

今年の日経平均は12000円台(昨年大暴落の底値圏)で低迷しててもおかしくありません。

「世界の中心」であるNYが堅調であってこそ、アベノミクスも冴えるわけですが、

安倍政権がこうした僥倖に助けられていることを指摘する人は、

どういうわけかあまり多くありません。

その意味で、アベノミクス相場がどうなっていくかは、

NYのウォール街と東京の永田町で決まっていくわけですから、

私の分析もこの双方の「中心地」に神経を集中しています。

内閣改造に絡み、秋以降に向けて新しい「玉」の内容が出始めましたが、

それらが成功するかどうかはNYが堅調であってこそです。

今のところ、イエレン議長は超がつくほどのハト派スタンスを維持していますが、

一部株価の割高感に言及するなど、若干、これまでとは違う姿勢も見え始めています。

ジャクソンホールでの演説内容に、利上げ時期についての見通しを修正する兆しがあれば、

一時的に相場が荒れるかもしれません。

利上げできるほどの好調な経済がもたらす米国株高や、利上げ観測からの円安圧力が、

日経平均を大きく上昇させる材料になるはずではありますが、

これまでの経験則では利上げ後はいったん株価が下がることもあります。

しかも、メルマガ16号(8月10日発行)に書いたようなコンセンサスが残存していれば、

どんな材料でも不透明感が発生すれば、NYを売り崩す動きになりかねません。

このあたり、よく分析して、次号メルマガ(17号:8月24日発行)で私の見立てを述べます。

アベノミクスは不思議なもので、

・「何も不安がなければ大上げ」

・「何か不透明感が出たら大下げ」

という、世界でも珍しい鉄火場市場であり、

例の「ミスター・マーケット」が世界で最も激しい感情の揺れを演じる場です。

いずれにせよ、ようやくお盆の夏枯れ相場から、

活発に上下に動く熱い相場が戻ってきそうですので、

私達としてはその先にあるチャンスを確実に掴みたいものです。

ところで、「日経平均先物の秘密エントリー・ポイント」について、

皆が連戦連勝のはずなのに、ごく稀に「負けた」とおっしゃる方がいるそうです。

勝ってるはずのチャートで「負け」というのは理解できなかったのですが、

よくよく読んで合点がいきました。

いつぞやの「逆ポジションでのエントリー」をされた方ほどの勘違いではありませんが、

実に意外なところで私が書いた重要部分を見逃しておられるようです。

どなたかがお作りになった「検証サイト」を見ても明らかなように、

「特典2」は非常に簡単な注意さえ守れば、現時点でほとんど無敗のトレードです。

週1%や2%も「安心、安全、堅実」に資金が殖えていく手法を、私は他に知りません。

当然ながら、今後もそうであるかどうかは保証できませんので、

まだ有効なうちにと思い、メルマガ読者の方に無償でプレゼントしている次第です。

それゆえ、稼げるうちにしっかり稼いでいただきたいと思います。

(新しい相場環境にあわせて改良を重ねていますので、まだまだ大丈夫とは思いますが、

「もう無効だ」と判断する日が来たら、公開を停止します)

投資についての重要な考え方としてお伝えしておきたいこともありますので、

次号のメルマガで「特典2」についてもう一度、注意点を書かせていただきます。

読者の皆様が大きな富を掴まれることを、心より願っております。

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