お盆休みを悩ませる「異次元の脅威」。
(早朝の更新です)
お盆期間中は閑散相場となるものですが、
今年は「関税競争」に加え「通貨戦争」が、
全世界の市場を荒らす恐れが高まっており、
なかなか枕を高くして眠れない日々です。
特に「通貨戦争」が勃発しつつあるのは、
従来と異なる「異次元の脅威」といえます。
連休明けとなる今日の日経平均は、
海外市場で進む「株安・円高」の影響で、
また「下ブレ」の不安に晒されそうですが、
日本政府・日銀はもっと大きな衝撃を警戒し、
身構えながらお盆期間を過ごしていることは、
前号メルマガ(第277号:8月11日)のなかで、
その背景事情とともにお伝えしたところです。
すでに為替は危険水域に近づいていますが、
この「円高」を止める手段に乏しい上に、
この状況で日本側の動きを試すために、
なんらかの仕掛けがされかねないことが、
日本政府・日銀の悩みを深めています。
他にも脅威の火種は満載です。
先ごろから香港が騒乱状態に陥っており、
ついに全空路が遮断されてしまいましたが、
域外からの「介入」の在り方によっては、
「異次元の脅威」に陥る恐れもあります。
前号メルマガでも詳しく分析したように、
英国もまた「異次元の脅威」の恐れに、
政界も市場も警戒をし始めていますが、
英国を送り出す方のEUの側もまた、
その枠組が維持できるか試されるという、
「異次元の脅威」が懸念されています。
また、中東の緊張は一向に低下しませんが、
日本はイランと米国の「仲裁者」以外にも、
直接的な役割を負わされそうであることも、
火種のひとつとしてカウントできるでしょう。
2つの「日米協議」も大詰めを迎えており、
お盆明けには何らかの決断を迫られ、
政治・外交スケジュールが動き出しそうです。
これらは秋以降の安倍政権の運営方針に、
決定的な影響を与えかねないものだけに、
政権中枢は枕を高くはできません。
長い連休をとる方の多い今年のお盆ですが、
政治・経済はバカンスのモードからは、
程遠い状況であることを肝に銘じて、
情報の収集・分析に努めたいところです。
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