「FOMC通過」、中東情勢の「仲介」、そして日経平均の「次のターゲット」。
昨日の日経平均は久々に反落し、
2万2千ラインを割って引けました。
中東情勢や米国の金融政策の見通しなど、
気になる材料はいくつもありましたが、
ザラ場では新しい情報は特に出ず、
2万2千円を挟んで上下した一日でした。
もっとも、注目された昨夜のFOMCは、
予想通りに「利下げ」となったものの、
今後、追加「利下げ」が続くかどうか、
全く手がかりを与えないまま通過して、
為替市場の動揺はありませんでした。
トランプ大統領は今回も腹を立てて、
パウエル議長らを罵倒していますが、
FOMCで「円高」が加速しなかったことは、
日経平均にとっては好材料といえます。
一方、サウジへのドローン攻撃について、
米国は「イランがやった」と断定して、
緊張が高まったのは無視できませんが、
さりながら現時点ではまだ具体的に、
軍事的なアクションなどはみられず、
市場の動揺も限定的です。
米軍が反射的な行動を自制するなか、
安倍総理の「仲裁」の動きも出ており、
当面のところこれによって一方向に、
市場が動く可能性も低下しています。
中東情勢と米国の金融政策という、
2つの大きな「冷や水」の要因が、
どちらも波乱の展開を免れているのは、
日経平均にとって好材料と思われますので、
今日以降の株価はこうしたことを反映して、
2万2千ラインの攻防をなんとか抜けて、
「次のターゲット」を目指す可能性も、
消えずに残っているものと思われます。
ただし。
世界市場が全体的に「休戦」となり、
安堵感に包まれた9月相場ですが、
「休戦」が永続する保証がないことも、
前号メルマガ(第282号:9月15日)で、
その理由とともに分析したところです。
「中東情勢」などは複雑であり、
一回や二回の首脳会談で解決するほど、
簡単なものではありませんので、
事態がまだまだ流動的であることは、
今後も注意しておく必要があります。
前号メルマガのなかで指摘したおいた、
安倍政権の「改造リスク」等もあって、
10月になれば国内政治の様相も変わり、
市場への影響もまた変化しそうですが、
すでにその兆候が出てきています。
これらの新しい情報を盛り込んだ上で、
次号メルマガ(第283号:9月22日)の中で、
日経平均の「次のターゲット」と、
その後の相場展望について分析する予定です。
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