「新しい相場環境」と日経平均の今後。
昨日の日経平均は続落。
「材料待ち」の薄商いが続くなかで、
上昇する材料もありませんでした。
FRBパウエル議長の発言によって、
米国の「利下げ」観測がやや後退して、
「円高」の流れは一時停止しています。
為替は「1ドル107円台後半」まで戻し、
日経平均にとっては安心材料ですが、
一方で米国株高も止まったことで、
「連れ高」効果も削がれてしまっています。
「利下げ」は米国内の政治問題ともなり、
大統領とFRB議長の両者の駆け引きで、
発言の一つひとつに相場が一喜一憂し、
上に下に動く展開が続きそうです。
「利下げ」の有無は為替を動かすため、
いずれにせよ夏以降の日経平均にとって、
最重要のファクターのひとつでもあり、
今後も注意が必要なのは間違いありません。
他にも大きな「材料待ち」があります。
「米中首脳会談」を中心として、
G20で何が飛び出すか警戒されますが、
米国議会も新しい局面を迎えており、
苦境が予想されるトランプ大統領が、
対外的な態度を軟化させることを、
期待させるような状況でもありません。
劇的な「譲歩」が困難であるというのは、
習近平政権の状況も似ているといえます。
「対話」が継続するのは良いですが、
「弱腰」になれない指導者同士が、
どういうディールを行うかどうか、
世界が大阪での会談の結果を待って、
売買の態度を決めかねているようです。
日本では参院選の構図と争点も、
ある程度、固まってきていますので、
選挙後の政界シナリオも自動的に、
いくつかに定まってくるわけですが、
これも日経平均の未来に影響する話です。
今週はいくつもの重要イベントを通じて、
内外の相場環境が変化していますので、
次号メルマガ(第271号:6月30日)のなかで、
今週、何が起こり、相場にどう影響するかを、
新しい状況に即して詳しく分析する予定です。
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