昨日の日経平均は反発。

G20を前にトランプ大統領の側から、

「米中対決」の緩和を示唆する発言があり、

「買い戻し」を誘発することになりました。

昨日も売買代金もあまり膨らまず、

依然として「様子見」モードですが、

米国で「利下げ」観測が後退して、

「円高」がストップしたこともあって、

日経平均を売る動きも止まっています。

無論、米中会談が「決裂」に終わるなら、

市場はまた衝撃に見舞われるでしょうが、

トランプ氏が「ちゃぶ台返し」をせず、

米中間の「対話」が続行することになれば、

下ブレのリスクはいったん回避され、

一定程度、買いが続く希望はあります。

本当に米中が「一時休戦」になるのか、

少なくとも「対話」だけは継続するのか、

世界中が大阪での両首脳の会談結果を、

固唾を飲んで見守っているところです。

前号メルマガ(第270号:6月23日)では、

米中会談で良い材料が出れば日経平均にも、

上昇圧力が発生することは指摘していますが、

しかし、「米中対決」が全面的な形で、

「一発解決」に至るとは考えづらく、

なんらかの火種は残る可能性は高いです。

夏以降の内外の重要日程を考える限り、

楽観論に転じきれない案件も数多く、

要注意ポイントは残っていますので、

G20で何が出るかを見極めつつ、

次号メルマガ(第271号:6月30日)で、

夏の相場展望を分析する予定です。

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