(午前0時半の更新です)

昨日の日経平均は反落。

「材料待ち」の薄商いが続きますが、

「円高」により日本株は下げ基調です。

昨日は米国政府内から日米同盟について、

「クセ玉」が投げられたことで、

ついに「1ドル106円台」に突入して、

日経平均をまた下げてしまいました。

真偽を確認できない「匿名」情報ですし、

さすがに「日米同盟の破棄」はないとしても、

米国側がこういう揺さぶりをかけるのは、

やはりあまり良い話とはいえません。

前号メルマガ(第270号:6月23日)で、

「日米協議」の現状について触れたように、

交渉の現場はそう簡単ではないと聞きます。

安倍総理らの涙ぐましい努力によって、

「最悪の事態」は先送りされていますが、

日本側に死守したいラインがあるのをみて、

米国側が取り分を増やす誘惑にかられるのは、

決して不自然なことではありません。

米国側にも事情があってのことであり、

トランプ政権の今後の出方次第では、

参院選の「後」の日経平均の未来に、

大きな影響がある恐れがありますので、

次号メルマガ(第271号:6月30日)のなかで、

進行中の「円高」ともあわせて分析の予定です。

それから。

通常国会は粛々と閉会。

野党側は内閣不信任案の提出に踏み切り、

最低限の戦闘姿勢だけは示したものの、

他の「玉」をほぼ全て封印することで、

総理の側を刺激しない選択をしました。

一方、安倍総理は不信任案を淡々と否決し、

「解散」カードを封印して閉会しています。

枝野代表と安倍総理の両指導者が、

正面からの主戦論を回避したことで、

政界は今後「様変わり」しそうなことは、

前号メルマガでも詳述した通りです。

永田町は参院選に向けて走り出しますが、

夏以降に訪れる内外のイベントを踏まえると、

よほどの大番狂わせの選挙結果にならない限り、

市場シナリオはある程度、定まりそうですので、

次号メルマガで詳しくまた分析する予定です。

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