「政治主導」の「8月相場」と秋以降の相場展望。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は前日比20.73円高と、
小さな値幅での上昇にとどまりましたが、
終日、わりと激しく上下に動きました。
いずれも、「政治主導」での乱高下です。
まず、米国で大統領が金利政策に「介入」し、
為替が急速に円高に振れたために、
日経平均は急落して始まりました。
一時、22000円割れ寸前にまで迫り、
このまま波乱の展開かとも危惧されました。
しかし、市場への中国政府の「介入」が伝わり、
上海株が上昇に転じたことが日本にも波及し、
日経平均は一転してプラス圏に急浮上しました。
ただし、せっかくの上昇も他ならぬ日本政府が、
携帯各社の料金体系に「介入」したことにより、
その勢いを大いに減じてしまっています。
日米中という世界1、2、3位の経済大国が、
それぞれ「政治主導」で市場に「介入」して、
株価を乱高下させた昨日の展開は、
この「8月相場」を象徴していたといえます。
今後も不意に「政治主導」で「介入」がなされ、
日経平均は上下に乱高下しそうですが、
真に怖いのは「政治主導」で動く段階ではなく、
政治のコントロールが効かなくなることです。
日米中とも政治が「玉」を繰り出すことができ、
ある程度、市場をグリップしている限り、
先々の株価にも希望が持てるはずですが、
秋以降は日米中だけでなく他の主要国も含め、
そうもいかなくなるリスクが横たわっています。
とりあえず、再開される米中協議を踏まえ、
次号メルマガ(第226号:8月26日)のなかで、
今後の推移を分析することとします。
また、米国の金利政策の方向性、
トルコ情勢をめぐる米国との駆け引き、
日米協議や総裁選「後」の日本政局など、
秋以降の相場に直結する材料が満載ですので、
それらがもたらす秋以降の相場への影響も、
次号メルマガのなかで分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第224号:8月5日発行、第225号:8月12日発行、第226号:8月19日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す