米国の国内事情と世界市場の乱高下。
昨日の日経平均は続伸。
米中協議などを見守りたい空気もあり、
売買高はさほど増えてはいませんが、
特段、新しい悪材料が出ないこともあり、
「例の水準」を固くキープする形で、
じわりと上昇した格好です。
政府による携帯料金への「介入」で、
一昨日に株価が急落したぶんが、
円安による全体的な上昇効果で、
補われたことも続伸の要因ともいえます。
米国による世界市場の乱高下が続いています。
まず、「ショック」を与えておいたうえで、
「譲歩」を迫る「トランプ流交渉術」では、
今、中国ともトルコとも「譲歩」をめぐって、
米国と「交渉」する段階にあるといえます。
中国とは高官級の会談で「交渉」が再開されます。
トルコには米国人牧師の釈放という条件が提示され、
相手側の「政権転覆」も辞さない厳しい姿勢で、
非常に荒っぽい「交渉」が仕掛けられています。
各国とも国内政策の「玉」は強力ですので、
「交渉」が続き一時的に「凪」の状態になれば、
株式市場には上昇圧力が反映されてきますが、
「交渉」が行き詰まったり、次の段階に移ると、
米国がまた次の一手で「ショック」を与えて、
世界市場が攪乱されることが繰り返されています。
中間選挙を控えたトランプ大統領としては、
こうした「見せ場」を創出して得点を稼ぎ、
政権浮揚につなげたいわけですが、
それゆえに「交渉」は「米国第一」となり、
相手国には厳しい要求が連続します。
どの国も米国の国内事情に左右されるのは、
非常に迷惑極まりない話ではありますが、
秋以降の相場展望を考える際には、
米国の政治状況がどう推移するかは、
ひとつのわかりやすい目印になります。
日本、欧州、北米も事情は同じであり、
「凪」と「ショック」のどちらが出るかで、
株式市場が上昇するか急落するかに、
今しばらく大きな影響が続きそうです。
米中協議やトルコとの「交渉」の経緯をみて、
次号メルマガ(第227号:8月26日)のなかで、
今後の展望を分析していく予定です。
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