当面、「まさか」が回避された場合の「落とし所」。
(午前0時の更新です)
心配された「4月25日開戦」はなく、
今週、2つ目の「まさか」は起こりませんでした。
北朝鮮側の動きは常に「制御不能」ですが、
その「制御不能」の北朝鮮をコントロールすべく、
米中を中心に四苦八苦しているわけです。
拳を振り上げて鞭をぴゅんぴゅん振りつつ、
逃げ道を示して飴を与えたりして、
なんとか金正恩氏を「制御」できるように、
あらゆる資源を動員しつつある段階といえます。
前号メルマガ(第157号:4月23日)で書きましたが、
米中のほうから動くにはまだ準備に時間を要し、
そこにロシアがいろいろちょっかいをかけてきます。
ここはひとまず「最悪の事態」にならないよう、
慎重の上にも慎重を期して金正恩を追い込むという、
「玄人」の業(わざ)をみせるべき時です。
やはり、事態が決着するのは(北が暴発しない限り)、
もう少し先なのだろうと考えるのが自然かと思います。
したがって今は「緊張緩和」とまではいかなくても、
「奇妙な均衡」くらいは維持したい局面といえ、
少なくとも市場への下落圧力はそのぶん削がれます。
日経平均はちょっとひと息つけそうです。
それから。
今週、3つ目の「まさか」についても、
そろそろ動きが出てきてよい頃合いかと思います。
米国政界ではいろいろとすったもんだはありますが、
これまた前号メルマガに書いたように、
ギリギリのところで妥結するという見方が一般的です。
ただ、どういう「落とし所」に落ち着くかで、
トランプ政権の先行きはずいぶん変わったものになります。
最後まで気が抜けないのは言うまでもありませんが、
今週、「まさか」がなかったらなかったで、
次は連休明けの少し先くらいを焦点にして、
半島情勢も米国政界も新たな展開をみせるでしょうから、
次号メルマガ(第158号:4月30日)でまた分析します。
そういえば安倍政権もここで手痛い失点。
国内政局も連休明けのちょっと先くらいを焦点にして、
双方がいろいろと仕掛けていく準備をしているようです。
これまた次号メルマガで詳しく書きます。
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