おはようございます。

先週末、大波乱となった4月SQ値は13892.77円。

これが「マボロシのSQ」となり、

下のサポートとして機能するかと思ったのですが、

NYがまた想定外の下げ。

今週は、13900円前後でのスタートとなりそうですが、

今度は14000円が上の抵抗線となり、

SQ値を割り込んで下値を模索することにもなりかねません。

今後の動きはSQ値に大きく影響されると申し上げてきましたが、

やはりSQ値が全体の相場観を大いに引き下げてしまい、

さらに14000円を割ってしまったことで、

全く違う相場展開になってしまいました。

例の「居心地のいい水準」(⇒参照)が、

400~500円下がったような印象を受けていますが、

NY市場の下げ止まりと為替動向、

そして日経平均銘柄の決算動向などを確認しないと、

なんともはっきり言えません。

何しろ、たとえ政府が13000円に防衛ラインを敷いたとして、

それが防衛できる保証はありません。

(安倍政権周辺で異変が起こっていることはまた書きます)

また、「追加緩和はない」と皆が思って市場が一方向に傾いたら、

黒田総裁は躊躇なくメガトン級サプライズをやる可能性もあります。

事実、昨年4月は強烈な踏み上げを食らって撤退したファンドがいくつもありましたが、

サプライズ追加緩和なら、ふたたびの16000円超えもあり得るので、皆、一応、警戒してるわけです。

ひとつだけ言えることは、

今となっては14000円前後は決して「異常値」とはいえず、

グローバル・リスク(外的要因)や政策要因で、

一瞬にして上下どちらにも触れる可能性があるということです。

読者の皆様にはそれぞれの投資法がおありでしょうが、

どうぞ、あらゆるシナリオを考えた上で、賢明に勝負なさいますよう。

ただ、長い目でみれば、13000円台からの買いエントリーであれば、

少々、思惑が外れてもそれほどの大やけどにはならないと思います。

このまま相場が沈みこみ、

5月、6月あたりに本当のセリングクライマックスがきても、

年内もしくは来年そうそうに14000円を回復する局面は十分にあると考えられるからです。

特に、13500円を下回ったならば、

「底値」かどうかは判然としなくても、

「底値圏」に入りつつあることは間違いありません。

銘柄選びさえ間違えなければ、大負けすることはまずないでしょう。

もちろん、中国の尖閣侵攻や、南海トラフ地震、原発事故など、

いつ、どんなリスクが火を噴くかわかりませんが、

借金せずに現物で買っている限り、破産するリスクはゼロです。

まして、基盤的国策銘柄への分散投資なら、

どんなに大変なことがあっても、必ず助かります。

(助からないときは日本が終わるときですから、株だろうが何だろうが破産します)

そういう意味で、私としては、

中途半端な水準で上がったり下がったりするより、

十分に安いレベルから下げるだけ下げてもらったほうが、

気持ちが楽になります。

昨年末の16000円とか、先月末の15000円とかの水準で、

「まだまだ上がる」「乗り遅れるな」と無責任なことを言い、

多くの人に迷惑をかけた「専門家」の方々は、

なぜ、こんなイージーな水準になったら黙ってしまうのか、

私には不思議でなりません。

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※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場分析、トレード戦略をお伝えすることが目的であり、読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。

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