近代史で3度目のターニングポイント。
(午前0時の更新です)
日本市場でも「トランプ相場」が継続中。
日経平均は「18000円」ラインで大きく反落することもなく、
難所かと思われたこの心理的節目をあっさり超え、
さほど停滞する様子も見せずに上昇しています。
前号メルマガ(第135号:11月20日)で書いたように、
米国を中心に世界のマネーの流れが激変しています。
無論、手放しで喜べる話ではありません。
急激に上昇したものは、やがて一挙に調整します。
「トランプ相場」に伴う新しいマネーの動きで、
米国や日本などの株式市場を中心を沸き立っていますが、
同時に日米の別のセクターや新興国などには、
深刻なダメージを蓄積しつつあることも否定できません。
久々の上昇相場に気持ちが明るくなる方も多いでしょうが、
好景気の中で次の「危機」が形成され、
また、恐慌の中で次の上昇の種が蒔かれていることを、
決して忘れてはなりません。
相場というのは一直線に上昇することはまずなく、
上がったり、下がったりを繰り返すものでから、
上昇相場で熱くなり過ぎないことが肝要です。
このリズムについてはまた、
次号メルマガ(第136号:11月27日)で考察します。
もっとも、上がったり、下がったりを繰り返しつつ、
超長期的に見れば、やはり世界経済は拡大していきます。
米国は軍事的に後退してもその経済力はこの先も強く、
好況と不況、そして時々、恐慌を挟みつつ、
超長期的に経済のパイは拡大することが予想されます。
この傾向は世界の多くの地域に共通することであり、
特にアジア太平洋地域では顕著にあらわれるでしょう。
日本もその例外ではなく、
我が国の超長期的な未来は明るいと私は信じますが、
しかし、日本の場合は厄介な「爆弾」を抱えており、
どこかでいったん「過去の負債」をチャラにしないと、
2030年台以降の上昇力は相当に鈍ると考えています。
ということは、つまり、きちんと清算を完了すれば、
日本は、近代以降、3回目となる歴史的上昇を遂げ、
私達の生活はまるっきり別次元へと進化しそうです。
控え目に言っても今の日本は、
明治維新や終戦革命に匹敵するような、
近代史で3度目のターニングポイントにいると思います。
世界の枠組みがガラリと変わり、
外交・安全保障上の国際環境が様変わりしています。
また、19世紀の産業革命や20世紀の高度成長をしのぐ、
全く新しいイノベーションの渦中にあります。
それは巨大なチャンスの到来を意味し、
また、途方もないリスクも警戒される時代です。
だからこそ、この時代を生きる投資家たる私達の使命は、
この荒波を生き残り、着実に大きな富を掴むことです。
前号メルマガでは、進行中の「第4次産業革命」に、
日本政府がいかに乗ろうと努力しており、
成就すればどれほど社会と生活が変化するかを、
政府関係者の証言をもとにかなり詳しく書きました。
次号メルマガでは、その続きとして、
この激変の時代にどのような投資戦略があり得るか、
私なりの考え方を書いてみたいと思います。
投資だけでなく人生全般を本当に豊かにするために、
大きな「時代を流れ」だけは、
きっちりと掴んでおきたいものです。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第133号:11月6日発行、第134号:11月13日発行、第135号:11月20日)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す