アベノミクスを「再起動」させることができるかどうか。
(午前0時の更新です)
米国で「トランプ・ラリー」が継続。
ついにNYダウが19000ドルを超えました。
一部の人々には顔色が青くなるような話ですが、
トランプ氏と彼に連なる人脈の顔を見れば、
こういう展開になるのも不思議ではありません。
日経平均もこの「追い風」に煽られて、
18000円ラインをあっさり突破しており、
現時点ではまだ失速する様子は見えません。
ちょっと「期待」ばかりが先行しているきらいもあり、
このあたりから買うのはややリスキーに思えますが、
安倍政権が行っている一連の「外交戦」と、
年末年始に出すとみられる「玉」(政策)が、
ピタリと的に当たるようならば、
米国の「トランプ・ラリー」と並行し、相乗する形で、
「アベ・ラリー」のような一段高もあり得ると思います。
ですが。
「外交戦」も「大玉」も、そう「簡単ではない」ようです。
安倍総理が他の首脳に先駆け、機敏に行動して、
トランプ氏やプーチン氏と直接対談をし、
米露との関係改善を図っていることは評価すべきですが、
やはりどちらも一筋縄ではいかないバケモノです。
トランプ氏と話した直後にTPP離脱を宣言され、
プーチン氏と話した直後にロシア軍が
北方領土にミサイル配備すると発表されました。
ある程度、予想はしていたことですが、
やはり、どちらも手ごわい相手です。
外交は交渉と駆け引きですので、
まず、お互い高い球を投げておいて、
徐々に歩み寄るのがセオリーではありますが、
大詰めにある日ロ交渉でこういうことでは、
12月のサプライズへの「期待」もしぼみます。
こころなしか安倍総理の発言も、
若干トーンダウンしているのは否めないようで、
臨時国会の対策、年末年始の「玉」の準備など、
すべてのことに影響が及んできます。
安倍総理がこの難局をうまくしのぎ切り、
アベノミクスを「再起動」させることができるかどうか、
年末にかけてがひとつのヤマ場になると思いますので、
次号メルマガ(第136号:11月27日)では、
最近、永田町で囁かれているいくつかの「シナリオ」を、
ご紹介することといたします。
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