どこまで上昇するか。
ようやくレンジを抜けた日経平均。
今後はどこまで上昇するかに関心が集まります。
相当に長い停滞相場の後は、
相当に大きな動きになるのが通常のセオリー。
海外勢の買い越しも大きくなってきたとかで、
相当に強気の予想も多くなってきました。
前号メルマガ(第131号:10月23日)でも、
このまま上昇が続いた場合における、
次の調整ポイントを分析しています。
久方ぶりに波静かな相場環境というのは、
久方ぶりに訪れた上昇のチャンスですので、
安倍政権は祈るような思いで株価を見ています。
ただ。
「波静かな相場環境」といっても、
いつなんどき、情勢が急変するかわかりません。
米国の大統領選は妙な展開が続いており、
公開討論の3連勝したヒラリー候補は、
まだ「安全圏」まで引き離していません。
また、欧州の諸問題はすべて未解決で、
こちらもいずれ不安要因になると思われます。
米国、欧州の不安要素についても、
前号メルマガで詳しく分析しましたが、
情勢が急変する兆候が出てきたら、
日経平均の上昇もストップがかかりそうです。
この上昇局面にはそうした「危うさ」があります。
また、「危うさ」ということであれば、
安倍政権が今、取り組みつつあることは、
かなりの「危うさ」をはらんだ「賭け」です。
この「賭け」に勝てば万々歳なのですが、
問題はこの「賭け」には相手があることです。
昨日の衆院補選、東京10区の若狭氏の勝利は、
実質的には「小池百合子都知事の勝利」。
前号メルマガを読んだ方は驚かれたと思いますが、
・北方領土
・東京五輪
・小池ブーム
などのパーツが組み合わさった時、
思わぬ大爆発を起こしかねない懸念があり、
その意味で安倍政権にとってこれからが、
本当に「賭け」の正念場になるかもしれません。
お芝居の舞台が次々と展開していくように、
政治も、相場も、次々と次の局面へと移行しています。
政治や経済のシナリオは常に複数が同時進行します。
そして、後になって「あれはこういうことだったんだ」
と納得しても、あまり得することはありません。
お芝居の筋書きは今、どこに来ているのかを、
常に確認しておくためにも、
現在、動いている諸シナリオには、
敏感になっておきたいものです。
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