数ヶ月で、全く違うルールに支配された日経平均。
(午前0時の更新です)
月曜の日経平均は小幅ながら上昇。
派手は動きではありませんが、しっかりしています。
内外ともに不安要因はまだ出ていません。
こういう「波静か」な時にしっかり上昇しておかないと、
ヘッジファンドも利益の機会がありませんので、
可能な限りの上昇を望みたいところです。
やや心配なのは、為替がなかなか円安に進まず、
NY株式も原油価格も頭打ちとなっている一方で、
金価格がじわりと戻しつつあることです。
「波静か」といっても、
全ての問題が解決されたわけではなく、
何がどのタイミングで火を噴くかを、
事前に予測できる人は存在しません。
相場を動かす要因は刻々に変化しています。
前号メルマガ(第131号:10月23日)を読んだ方は、
数ヶ月前と今では全く相場環境が異なり、
全く違うルールに支配されていることを、
よくご理解頂いたのではないでしょうか。
経済政策でいえば先月の始めの頃は、
市場の関心は「日銀」の政策決定に集中していましたが、
今は「日銀」の政策が話題になる頻度は激減しています。
また、政界、とくに政局絡みのニュースでは、
小池百合子都知事が突如、大ブームを引き起こし、
時の政権をたじろがせ、膝を屈するようになっています。
昨日も書いたように、お芝居の舞台が転換する如く、
相場環境が次々に変化し、
相場を決める要因もどんどん変わっています。
どうもやはり、水面下で大きなことが動いているようです。
良い話、悪い話、両方ありますが、
一番悪いのは脳天気に構えてタイミングを逃すことです。
いずれ、それは決定的な時期に動き出すかもしれませんので、
私達、投資家は怠らずに準備をしたほうが得策かと思います。
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